ANITA O'DAY
■ANITA O'DAY「HI HO TRAILUS BOOT WHIP」
RCA BVCJ-35032 (国内盤) 1947〜1948年録音
私は彼女のファンですが、現在このアルバムは手元にはなく、CDで再発されたので久々に聴いてみました。
このアルバムでは、ヴァーブに移る前の初々しい(?)彼女の歌声が聞けますが、歌が荒削りですし、まだまだ彼女の歌のスタイルは出来ていません。
だから誰にでもお薦め出来るアルバムではないですが、彼女のファンなら彼女の軌跡を知るだけでも聴いておいて損はないと思います。と言うか、彼女のファンならケッコウ笑えます(^^;。
●HI HO TRAILUS BOOT WHIP
1.HI HO TRAILUS BOOT WHIP
2.WHAT IS THIS THING CALL'ED LOVE
3.MALAGUENA
4.I TOLD YA I LOVE YA, NOW GET OUT
5.SOMETIMES I'M HAPPY
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6.ACE IN THE HOLE
7.HOW HIGH THE MOON
8.IT'S DIFFERENT WHEN IT HAPPENS TO YOU
9.I AIN'T GETTIN' ANY YOUNGER
10.KEY LARGO
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■ANITA O'DAY「THIS IS ANITA」
Verve 829 261-2 (輸入盤) 1955年録音
アニタ・オディ初期の頃の代表作の1枚。
白人としてのジャズ・ボーカルを確立したような人ですが、この頃の彼女には、自分の感性を信じて突き進んでいるような凄まじいスリルを感じます。
この頃の彼女はトンガっていましたが、ウケなかったら普通に戻れば良いと思っているその辺のパチもん歌手の「ツッパリ」とはワケが違い、彼女には進むしかなかったし戻る所もなかった。
私は彼女の歌に安らぎだとか包み込むような優しさは求めていません。そのような桁外れなリスクと背中合わせで歌っている彼女のカッコ良さに強く惹かれるのです。
●THIS IS ANITA
1.You'Re The Top
2.Honeysuckle Rose
3.A Nightingle Sang Berkeley Square
4.Who Cares?
5.I Can't Started
6.Fine And Dandy
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7.As Long As I Live
8.No Moon At All
9.Time After Time
10.I'Ll See You In My Dreams
11.I Fall In Love Too Easily
12.Beautiful Love
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■ANITA O'DAY「ANITA SINGS THE WINNERS」
Verve POCJ-2616 (国内盤) 1958/4/2,3録音
このアルバムは、有名バンドの十八番の曲を彼女のスリリングなボーカルで楽しめる1枚。以前から「THIS IS ANITA」や「ANITA SINGS THE MOST」のリマスターCDは発売されていましたが、このアルバムは初めてのマスターCDの発売だと思います。
アニタ・オディは、私がジャズ・ボーカルを聴き始めた頃に出逢い、かなりハマっていた時期がありました。
初めて彼女の歌声を聴いた時、他の歌手のように女性としての武器を使わず、まるで何かに勇敢に立ち向かい戦っているようなその歌声に引き込まれました。そして、若さ、情熱、才能、、そんな自分が持っているエネルギーをすべて歌にぶつけ、まるで消ゴムのように自分の身を削りながら歌っている彼女の姿に美学すら感じました。
だから私は彼女に対する思い入れも強いし、このアルバムも良く聴いていましたね〜。
特に「Four Brothers」が好きかな。
このアルバムは、オリジナルLPに比べて国内盤LP(18MJ 9025)は音が弱く、音場もベタッとして少し曇っていました。そして国内盤CDはお話しにならない音でスグに売却(^^;。
で、普段は輸入盤CD(Verve 837 939-2)を聴いているのですが、このCDは少しキンキンした音だったので、今回のリマスターCDの発売は有り難かったですね。音も、国内盤LPよりもクリアでパワフルです。
●ANITA SINGS THE WINNERS
1.Take The A Train
2.Tenderly
3.Night In Tunisia
4.Four
5.Early Autumn
6.Four Brothers
7.Sing Sing Sing
8.My Funny Valentine
9.Frenesi
10.Body And Soul
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11.What'S Your Story Morning Glory
12.Peanut Vendor
13.WHISPER NOT
14.BLUE CHAMPAGNE
15.STOMPIN AT THE SAVOY
16.HERSHEY BAR
17.DON'T BE THE WAY
18.PEEL ME A GRAPE
19.STAR EYES
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■ANITA O'DAY
「SING COLE PORTER with BILLY MAY /
SING RODGERS & HART with BILLY MAY」
Verve POCJ-2617(国内盤)1959/4/2、1960/6/6録音
彼女のアルバム「SING COLE PORTER with BILLY MAY」と「SING RODGERS & HART with BILLY MAY」の2枚のアルバムをカップリングしたお徳用CD。以前から、この2枚のアルバムをカップリングした国内盤CD(Verve POCJ-1914)が出ていましたが、今回は 24bitのデジタル・リマスターCDでの登場です。
ジェットコースターのようなビリー・メイ楽団の演奏にのったゴキゲンでスリル満点のアニタ・オディの歌声が聴けるこのアルバムも私の愛聴盤のひとつ。
しか〜し、オリジナルLPに比べて、国内盤LP(Verve 23MJ 3191)(23MJ 3192)は音がモコモコしているわりにはラッパがキンキンするイコライジングしまくりの音。一方のCDと言えば、そんなLPよりもさらに高域がキャンつき気味で音の厚みありませんでした。でも、この24bitCDはそんな傾向もなく、従来の国内盤LPよりも良いぐらいです。
もちろん、そんな国内盤のLPやCDでもアニタ・オディの凛とした雰囲気やスリルは楽しめますが、やはりオリジナルLPや輸入盤ADDのCD(Verve 849 266-2)などと比べると国内盤LPやCDは曇った感じでベタッとして、音楽がうねらない。......これって悲しいね。
●SING COLE PORTER with BILLY MAY /
SING RODGERS & HART with BILLY MAY」
1.Just One Of Those Thing
2.You'D Be So Nise To Come Home To
3.Easy To Love
4.I Get A A Kick Out Of You
5.All Of You
6.Love For Sale
7.Get Out Of Town
8.I'Ve Got You Under My Skin
9.Night And Day
10.It'S De Lovely
11.I Love You
12.What Is This Thing Called Love
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13.Johnny One Note
14.Little Girl Blue
15.I'm Falling In Love With Love
16.Bewitched
17.I Could Write A Book
18.Have You Met Miss Jones
19.Lover
20.It Never Enterd My Mind
21.Ten Cents A Dance
22.I'Ve Got Five Dollars
23.To Keep My Love Alive
24.Spring Is Here
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■ANITA O'DAY「COOL HEAT」
Verve POCJ-2650 (国内盤) 1959/4/6-8録音
Verveの初期の作品に比べて後期の彼女の作品はCD化が遅れていたのですが、このアルバムも世界初CD化。彼女は、私のボーカル人生のかなり中核に存在する人だから、このアルバムのCD化は待ちに待ったという感じでした。
ハイテンションで何だか自分にもイライラしているような勢いがある Verve初期のアルバムから比べると、この1959年の作品の彼女は何となくキュートで可愛いく感じます。
別に彼女のファンでなくても、ボーカルファンなら必聴のアルバムですが、若い頃は、そんな彼女の雰囲気が馴染めないと言うより許せませんでしたが、どんどん彼女にのめり込むうちに「この時はイイ恋をしていたのかなぁ」なんて許せるようになりました。私にとっても、自分の成長を知った大切なアルバムです。
●COOL HEAT
1.MACK THE KNIFE
2.EASY COME, EASY GO
3.ORPHAN ANNIE
4.YOU'RE A CLOWN
5.GONE WITH THE WIND
6.HOORAY FOR HOLLYWOOD
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7.IT HAD TO BE YOU
8.COME RAIN OR COME SHINE
9.HERSHEY BAR
10.A LOVER IS BLUE
11.MY HEART BELONGS TO DADDY
12.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
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■ANITA O'DAY「WAITER, MAKE MINE BLUES」
Verve POCJ-2652 (国内盤) 1960/8/1,10/4録音
「COOL HEAT」から1年後の1960年の作品ですが、この作品もやっとこせ世界初CD化されました。タイトル通り、このアルバムにはブルージーな曲が多く、しっとりと歌い上げる彼女のボーカルには、ただただサブイボです。
そして、バド・シャンクやバニー・ケッセルなどの名手も参加し、ボーカルをサポートしつつも、ココと言う場面では粋なソロを聴かせてくれます。ボーカルを聴き始めの方にはちょっとツラいかもしれませんが、有名どころは一通り聴いたという方にお薦めのアルバムかな。
●WAITER, MAKE MINE BLUES
1.THAT OLD FEELING
2.ANGEL EYES
3.THE THRILL IS GONE
4.DETOUR AHEAD
5.YESTERDAYS
6.WAITER, MAKE MINE BLUES
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7.WHATEVER HAPPENED TO YOU
8.WHEN SUNNY GETS BLUE
9.STELLA BY STARLIGHT
10.MAD ABOUT THE BOY
11.A BLUES SERENADE
12.GOOD-BYE
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■ANITA O'DAY「Trav'lin' Lighgt」
Verve POCJ-2651 (国内盤) 1961/1/18-19録音
「WAITER, MAKE MINE BLUES」から1年後の1961年の作品。
彼女がビリー・ホリデイの愛唱歌をカバーしたアルバムですが、こちらも世界初CD化。なぜこの作品が今までCD化されなかったのか不思議に感じます。
何度も書いていますが、私はビリーの歌は苦手です。
特に後期の歌声には、自分の不幸をネタに笑いを取る関西漫才に似たノリを感じてしまいます。
ま、漫才は、演技者自身がそんな出来事を超越できたからネタにできるのであり、見ている方もある種の芸人の笑いの強かさを感じて安心して笑えるのですが、彼女の歌には「そこまでしなくても」と言う哀れさを感じるから、聴いている私は「そんなものは見たくない」と本能的に反発してしまいます。
ヘンに純粋さがあるから余計にそう感じるし、ひとつ間違えれば、不幸を武器にするお涙頂戴のクサい歌手になってしまいますものね。
そんな所が日本人にウケるのか、それとも雑誌の洗脳なのか判りませんが、日本では彼女の人気が高い。私は不幸でござい、と言うような歌から、彼女の純粋さや希望を紡ぎ取れる聴き手はそういないと思うから、この人気の高さはとても私には理解できません。
その点、アニタの歌には、そんなビリーの歌唱に一切影響されない、自分なりに歌を演じ切る潔さを感じるから安心して聴いていられます。
●Trav'lin' Lighgt
1.TRAV'LIN' LIGHGT
2.THE MOON LOOKS DOWN AND LAUGHS
3.DON'T EXPLAIN
4.REMEMBER
5.SOME OTHER SPRING
6.WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO
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7.MISS BROWN TO YOU
8.GOD BLESS THE CHILD
9.IF THE MOON TURNS GREEN
10.I HEAR MUSIC
11.LOVER COME BACK TO ME
12.CRAZY HE CALLS ME
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■ANITA O'DAY「ALL THE SAD YOUNG MEN」
Verve 314 517 065-2 (輸入盤) 1961/10/16録音
このコーナでも「MASTER EDITION」や「ELITE EDITION」シリーズなどの Verveの輸入盤CDをご紹介していますが、このCDには「Verve BY REQUEST」と表記されていましたので、また新しいシリーズが登場したようです。また、貼ってあったラベルには、96kHz,24-bit digital mastering とあり、状態の良いマスターを持っている強みなのか、このCDも上記のシリーズと同じく音の方はグッドでした。やはり、音楽の聞かせどころが国内盤とゼンゼン違いますよね。
で、アニタ・オディのVerveでの後期の録音であるこの作品の世間の評価はどうか知りませんが、私自身は小難しいアレンジと独特のサウンドを持つマクファーランド楽団と彼女のスリリングな共演を楽しむアルバムだと思っています。
このバンドはフィル・ウッズとかズートを擁していた楽団ですが、こちらでご紹介したビリー・メイ楽団のようなスピード感はないし、ネルソン・リドルやスタン・ケントン楽団のような華やいだ雰囲気もなく、私自身はあまり好きなバンドではないのですが(^^;、そんなバンドを相手に淡々と自分のペースで歌う彼女の歌を聴いていると、彼女も丸くなっちゃったのかなと思いがちですが、私は彼女のそんなボーカルの背後に「好きにやってな、私は私で歌うから」と言うような彼女の心意気を感じるのですよね。ま、そんなことを感じるの私だけかもしれないけど(^^;。
周りと明確な対決姿勢をとっていたり、自分にもイライラするほど尖がっていたVerve初期のアルバムとは趣向が違いますが、じっくりと耳を傾けると、全盛期は過ぎたけど圧倒的な自信に裏打ちされた彼女のそんな心の動きが感じられるアルバムです。
●ALL THE SAD YOUNG MEN
1.BOOGIE BLUES
2.YOU COME A LONG WAY FROM ST. LOUIS
3.I WANT TO SING A SONG
4.A WOMAN ALONE WITH THE BLUES
5.THE BALLAD OF ALL THE SAD YOUNG MEN
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6.DO NOTHIN' TILL YOU HEAR FROM ME
7.ONE MORE MILE
8.NIGHT BIRD
9.UP STATE
10.SENOR BLUES
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