PATRICIA KAAS■PATRICIA KAAS「MADEMOISELLE CHANTE」
POLYDOR P00P 20239 (国内盤) 1988年作品フランスの女性歌手であるパトリシア・カースのアルバム。 これを初めて聴いた時は、彼女のそのアンニュイな歌声にイッパツで魅了されてしまいました。アンニュイと言っても、普通の歌手のような作り物的なウジウジ・メソメソとした雰囲気ではなく、彼女のボーカルにはすべてを自分の運命として受け止めて歌っているような強さと凄みのようなものを感じました。 また、このアルバムは電子楽器を使用した現代の音作りがされていますが、退廃的なムードと共に、なぜか古き良き時代の「シャンソン」を感じさせる不思議な雰囲気を持っています。 ●MADEMOISELLE CHANTE
■PATRICIA KAAS「le mot de passe」
EPIC ESCA 8083 (国内盤) 1999年作品彼女のファーストアルバムは「昔のGET」でご紹介していますが、この作品は2年半ぶり通算で5枚目の彼女の新譜です。 他にライブ盤などもありましたが、大きなホールで無理にスケール感を出そうとしているし、なんだか仏製マドンナを目指しているような彼女を見る(聴く)のがツラくて、CDもLDもスグに手放してしまいましたが(^^;、レギュラーのアルバム達は私の大切な宝物です。 さて、このアルバムの彼女も相変わらずのアンニュイさが良いですが、なんだか歌唱力と共に歌にもスケール感が出てきましたね。デカイ声を張り上げればスケール感が出るのではなく、ボーカリスト自身が人生を歩んできた重みや人を思う優しさや包容力が備わってくると自然に出てくるものだと思っています。 アンニュイで小悪魔的な魅力にあふれた彼女も、人の魂を揺さぶるほどの歌手になりつつあるのかなと感じる事ができた作品でした。彼女はまだ若いと思うけど、40代、50代になった彼女の歌声を早く聴いてみたいですね。 ●le mot de passe
[ ホームに戻る | 目次に戻る ] |