HELEN REDDY■HELEN REDDY「NO WAY TO TREAT A LADY」【LP】
EMI ECS-80267 (国内盤LP) 1975年録音私の愛聴盤としてこちらでもご紹介しているヘレン・レディのアルバムです。このアルバムの発売された頃、私は人生においてツラい時期にありましたが、彼女の逆風に立ち向かうような強さと共に、包み込まれるような優しさも合わせ持った歌声にずいぶんと元気付けられた思い出があります。その後、このアルバムは私の愛聴盤となったのですが、特に2曲目の「BLUEBIRD」は、迷った時や悩んだ時などの事ある毎に耳にして、大袈裟に言えば私の人生の道標となった曲でした。 だから、アナログを捨てようと思った時、このアルバムのCD化は望めないだろうから大いに悩みました。言わば、自分の感性に正直であるためにアナログを捨てたトバッチリを彼女の一連のアルバムが受けたわけです。 でも、自分の感性を誤魔化してまで彼女のアルバムを聴こうとは思わなかったし、すでに私は彼女の歌を何度も何度も聴き、その歌から多くの物を学び取って成長したのか、いつしか彼女の歌に頼らなくてもよい自分に気づいていました。 決して、彼女にアキた訳ではありませんが、現在に生きるボーカリスト達が自分に与えてくれるインパクトと比べると弱くなって来つつあるのは事実であり、彼女がリンダ・ロンシュタットのように最前線で歌い続けていていれば違ったかもしれませんが、すでに彼女は私の心の中で思い出のボーカリストとして存在していました。 「卒業」と言えばカッコが良いですが、1人のボーカリストの歌から得た物を咀嚼して自分の身に付けて行く、ボーカリストが歌に込めたメッセージを全身全霊をかけて受け取ろうとする、そんな聴き方をしている私とすれば、ボーカリストは常に自分が追い付けないより高い存在でいて欲しいのです。 自分と同じレベルや自分以下のボーカリストは、歌を聴いて可愛いとは思っても自分が得るものがありません。ヒマつぶしなら良いですが、やはり真剣に対峙して聴くとなれば、プロとしての歌唱力はもちろんですが、人生観や生き様、ほとばしるエネルギー、教養や知性、優しさや包容力など、やはり自分を超えた存在感を感じさせてくれるボーカリストの歌を聴いていたい。 だから彼女のようにいくら素晴らしいボーカリストでも活動を停止していれば、いくらバカな私でも繰り返し繰り返し聴くうちにいつしか彼女に追いつきます。そうやって何人もの歌姫達の歌を聴いてきましたが、この彼女もそんな過去に聴いたボーカリストの中の1人になってしまいました。 でも、アナログから足を洗い、再生環境はもちろん、大量にあったLPを処分した私ですが、彼女の一連のアルバムは手元に残しました。やはり心のどこかに彼女の歌にまだ学び取るものが残っていると思ったのでしょうか。 ●NO WAY TO TREAT A LADY
■HELEN REDDY「CENTER STAGE」
VARESE SARABANDE VSD-5962 (輸入盤) 1998年作品ヘレン・レディは大好きなボーカリストの1人ですが、彼女の新譜をゲットするなんて1983年の「WHEN I DREAM」以来です。 まさか新譜が出ていたなんて思ってもいなかったので、CDnowを検索していてこのアルバムを見付けた時は、涙がチョチョ切れるほどウレシかったですね。 このアルバムでは、彼女が曲毎に凝ったアレンジを施したゴージャスなオケをバックに歌っているのですが、ジャージーと言うより、コンテンポラリーな感じのスタイル。声は昔とゼンゼン変わっておらず、歌の表現はさらに深くなっていました。 特に5曲目の「WITH EVERY BREATH I TAKE」や11曲目の「SPEAK LOW」などのバラードはハートにジ〜ンときました。目立たない存在になったとは言え、やはり彼女はサイコーのボーカリストですね。 ●CENTER STAGE
■HELEN REDDY「I Am Woman - The Essential Helen Reddy」
RAZOR & TIE 7930182180-2(輸入盤)1971-1981録音ちょっとカッコ悪いジャケットですが(^^;、ヘレン・レディのベスト盤CDです。こちらで彼女のアルバムのCD化を望んでいましたが、やっと私の好きな曲である「BLUEBIRD」が聴けるCDを手に入れました。 以前もベスト盤CDをゲットした事はありましたが、輸入盤でもあまり音が良くなくて、結局はLPで聴いていたのですが、このベスト盤は音が良かったです。 彼女のこの時代の歌がCDで聴けるようになり、これで私もやっとホッとできました。ただ、彼女のアルバムは素敵なジャケットが多かっただけに、このベスト盤ももう少しジャケットがカッコよければと思ったのが残念(^^;。 ●I Am Woman-Essential Helen Red
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