MILES DAVIS■MILES DAVIS「COOKIN'」
PRESTIGE VICJ-60127 (国内盤)前回はギョクサイした xrcd なのですが、気になったのでまたゲットしました。今回ゲットしたのは、マラソンセッションからの一連のアルバムが発売されましたが、その中でいちばん好きな「クッキン」です。 このアルバムはDCCやアナログ・プロダクション、OJCなどのアルバムで聴きましたが、今回の xrcd は良いですね。 前回のアート・ペッパーやロリンズのアルバムは、音は良いけど音楽にノレない、まるでLINNを買う前に持っていた国産オーディオ機器みたいな音でしたが(^^;、今回は緊張感や内に秘めた熱さなどがビシバシ伝わってきて楽しめました。 処理する機器のエージングが進んだのか、方式を改良したのか、以前と何が違うのか判りませんが、私は結果でしか見れないので、今回のアルバムは結果オーライと言うことで「ハナマル」。空間に浮かぶ音像の雰囲気や距離感は良く出ていますが、他のレーベルと較べると音像がちょっと薄いし冷たい。しかし、このレベルだとDCCやアナログプロダクションのCDやLPなどと好みの範囲で比較できますね。 ●COOKIN'
■MILES DAVIS「MILES DAVIS QUINTET 1965-68」
CBS SRCS 8575-80 (国内盤)ボーカルならともかく、最近はインスト・ジャズにあまり力が入らない。それにマイルスも大して好きじゃないから、まさかこのBOXを買うとは思わなかったけど、タワーレコードの試聴コーナーにあったのを聴いたのが運の尽き。私はこのCDを手にフラフラとレジへと足を運んでいました。どうも、徹夜明けの眠気覚ましにタワーレコードに行ったのが間違いだったようです(^^;。 私は、PRESTIGEのマラソンセッションやCBSの「ROUND ABOUT MIDNIGHT」あたりのマイルスが好きで、後期のエレクトリック・マイルスには付いていけないけど、この1965年〜68年のマイルス・クインテットを集大成したボックスは良いですね。トンがったマイルスのペットが聴けます。 CDの音としては、以前出たカインド・オブ・ブルーほどはマスタリングに根性が入っていない印象を受けますが、まぁまぁの出来です。最近のCBSのCDって音がイイですね。って、前がひどすぎたと言う話もあるけど(^^;、SBMになってからワリと聴けるようになりました。そして、このボックスではないですが、他のCBSレーベルのアルバムで、時々国内盤CDと輸入盤のデジタル・リマスターCDを聴き較べしていますが、若干は音は違えど、他のメーカーのように、どうしようもないほどの違いはないようです。 それにオリジナルのLPと言っても、COLUMBIAは数が少ないし、マイルスとなるとお高いので、このCDはお薦めです。 ●MILES DAVIS QUINTET 1965-68
■MILES DAVIS「THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL」
CAPITOL CDP 7243 4 94550 2 3 (輸入盤)いつものショップで「最近出たのでなんかイイのないかな」と言うと出てきたのがこの「クールの誕生」。え、なんかジャケットが違うみたいと言うと、このアルバムは「クールの誕生」にライブを加えたコンプリート盤らしい。 その昔、まだジャズを知らないガキンチョだった私でも「マイルス・デイビス」と言う名前は知っていましたし、コワい顔してトランペットをパッパラ、パッパラ吹く過激な人と言うイメージを持っていました(^^;。 現在、マイルスと言うと、最近ウィスキーのCMにも使われた Bye Bye Blackbird が入った「ROUND ABOUT MIDNIGHT」や「COOKIN'」など、一連のマラソンセッションのアルバムが頭に浮かびますが、昔は「クールの誕生」の方が有名じゃなかったのかなぁ、って、記憶がアヤフヤですけど(^^;。 そんなジャズの聴き始めの頃に聴いたのが、この「クールの誕生」でした。まだビ・バップがなんだか判らないのに「クール」もクソもないのですが(^^;、その時はパッパラ、パッパラ吹くトランペットのイメージはなく、なんだ普通の音楽なんだなぁ、と思った記憶があります。 しかし私はマイルスにはハマらず、前回ご紹介したディジー・ガレスピー(tp)やアート・ペッパー(as)、ソニー・ロリンズ(ts)、ケニー・バレル(g)などに傾倒して行きました。 あ、現在よく聴くジャズ・ボーカルにハマったのは、これからずっと後のことです。ボーカルは聴くには聴いていましたが、中学や高校のガキンチョではその良さが理解し難く「くぅーっ」とクルようになったのは、社会人になってからです。 おっと、話しが"底抜け脱線ゲーム"になってしまいましたが(^^;、「クールの誕生」に話しを戻すと、そんなこんなで私はマイルスとは縁がなく、ジャズを本格的に聴き出した後も「クールの誕生」を耳にしたのにもかかわらず、いつしか私の聴くマイルスは、1950年代の PRESTIGE や COLUMBIA 時代のアルバムが中心となり、その前後はバッサリと切り落とされていました。 だから、今さらと思いましたが、ちょっぴり懐かしかったのと、今聴くとどんな感じかなと言う好奇心でゲットしました。で、久々に聴いた印象は、正直言って古風な音楽に感じました(^^;。昔聴いた時は「普通の音楽」に聴こえたのに不思議です。 ま、1948年の録音ですから古く感じるのは仕方ないですが、しかしその年代での周りのミュージシャンの演奏スタイルを考えてみると、このアルバムはすごく斬新であり、革命的なものであったは違いありません。 それに、王者の風格が付き始めた PRESTIGE や COLUMBIA 時代のマイルスに比べて、この時のマイルスには音楽にかけるひたむきさや情熱がほとばしっています。かえってメンバーの一員であるマリガンの演奏の方が落ち着いた風格を感じるぐらいです(^^;。 とにかく、久々に聴いた「クールの誕生」。ジャズを聴き始めてイキなりハード・バップにハマった私には縁のなかったアルバムでしたが、いろんなコトを思い出させ、いろんなコトを感じさせてくれたアルバムでした。 ●THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL
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