山本潤子■山本潤子「オアシス」
東芝EMI TOCT-9848 (国内盤) 1997年作品山本潤子と言ってもピンとこないでしょうが、元ハイ・ファイ・セットのボーカルのおネエサンです。この人にはハイ・ファイ・セット時代の「スカイ・レストラン」と言う曲でグサッと胸を一突きされた経験があるので(^^;、ソロになってもアルバムを買い続けています。 このアルバムは、ソロになってから3枚目のアルバムです。 すべての曲が、このアルバム用に書き下ろしたオリジナルばかりらしいですが、オシャレと言うか、大人の恋と言うか、高橋真梨子 や 竹内まりあ よりもずっとサメた「大人の恋」の世界ですね。この辺の世界を歌わせたら、ホントこの人ってウマい。 生活感がないだとか、情念を感じないと言うと、ミもフタもないですが(^^;、ま、そんな話しはどうでも良くて、最近はポップシーンと言えば若い子ばっかで、なかなか大人の歌手って少ないですね。購買層が若いからしかたないと思うのですが、この辺の歌手の人にガンバってもらいたいですね。 しかし、いつの間にかこれぐらいの年代の歌手って「ポップス」と「演歌」にスパッと別れますね。昔なんか「フォーク」と言う分野はあったとしても、ぜーんぶ「歌謡曲」でくくられていました。何でも区分しないと落ちつかない現代人のクセなのか、今の状況ってなんかヘンな感じがしますネ。 ポップスでも演歌でもない 北原ミレイ や いしだあゆみ、渚ゆう子、、、そんな歌手達が歌謡曲のど真ん中を歩いていた頃が懐かしい。って、おっと話しが脱線した(^^;。 ●OASIS
■山本潤子「Fairy Tale」
東芝EMI TOCT-10152 (国内盤) 1997年作品今年の春に発売した「OASIS」に続いての彼女のソロ4作目のアルバムです。またひとつ自分の宝物が増えた。それがこのアルバムを聴いた私の感想でした。 なんだか企画物らしい雰囲気があり、現在の彼女を現すと言う観点からは、ちょっと焦点がボケていますが、「赤い鳥」時代のヒット曲の再録音もあって楽しめるアルバムです。 賑やかで楽しいけど、何となく孤独感を背負って生きているような都会に住む女性を感じさせる。そんな彼女の澄んだ伸びる歌声はいつ聴いても染み入ります。それに、草原の草花についた朝露を見るような印象があった赤い鳥時代の「忘れていた朝」が、このアルバムでは高速道路をクルージングしながらビルの間から垣間見える朝焼けのような雰囲気に聴こえるのは、まさしく今の彼女の身に付けているスタイルからくるのでしょうね。 ●Fairy Tale
■山本潤子「The Best」
東芝EMI TOCT-24034 (国内盤) 1998年作品10曲中7曲が新録音と言う彼女のベスト盤。 以前も書きましたが、ハイ・ファイ・セット時代の曲では「スカイレストラン」が1番好きな私は迷わずゲットしました(^^;。 歌詞をじっくり聴くと、かなりキワドくてドロドロした男と女の関係を歌っているのですが、彼女の洗練されたクリアなボーカルを聴いていると、とてもロマンチックな気分になります。 で、今回の新録音の「スカイレストラン」ですが、以前のハイ・ファイ・セット時代の彼女の歌には、表面的にはお洒落なんだけど、歌詞の端々に恋人に対する怨み辛みが散りばめられていたし、昔の恋人であった自分の意地のようなものも感じました。ま、それはそれで良かったのですが(^^;、今回の新録は、そんな恋人を完全に俯瞰で見下ろしているような、すっかり大人の女性になった彼女をそのボーカルから感じました。 40を過ぎたオッサンの言う言葉ではないですが、この歌を聴いて、一度この歌詞に出てくるような女性と恋をしてみたいなんて思ってしまいました(^^;。 ●The Best
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