NEXT UP HOME 最近のGETのヘッダー

1998/10/05(月)

 皆さん、こんにちは。大阪のk.mです。

ここ最近、新譜が出たらジャズやジャズ・ボーカルを聴きますが、普段のローテーションはカントリーとラテンばかり聴いている毎日です。不思議なもので、以前ならジャズに求めていた「快感とスリル」をラテンに求めるようになり、以前ならジャズ・ボーカルに求めていた「やすらぎ」をカントリーに求めるようになってきました。

 もちろん、私が聴くのはどちらもジャンルもボーカル物であり、カントリーやラテンならどんな音楽でも良いと言うわけではありませんが、この2つの音楽は現在の自分の感性にマッチしているのかなぁと思っています。

 昔、好きで聴いていたオペラや歌曲がゼンゼン自分の感性と合わなくなって心が離れたように、なんだかドラスティックな変化が起きそうな今日この頃ですが(^^;、「最近の GET」はじまり、はじまり、、、。


★Jazz

SONNY ROLLINS「MILESTONE JAZZSTARS」

 MILESTONE VICJ-60226-7 (国内盤)

 と言いつつイキなりジャズのアルバムですが(^^;、私がはじめてロリンズにハマった「SAXOPHONE CLOSSUS」は、ちょうど私が生まれた年の1956年の録音です。
 当たり前の話しですが、そのアルバムはリアルタイムには聴けなかったですが、この1978年録音の「MILESTONE JAZZSTARS」とはリアルタイムに出逢って衝撃を受けた記憶があります。

 時代的には、フュージョンが下火になって普通のストレートジャズが見直されていた時期だったような記憶がありますが、このアルバムは単なる回顧主義のアルバムでなく、その時代にマッチしたストレート・ジャズのアルバムでした。ロリンズのアルバムの中で人気があるとは言いにくいですが(^^;、私の好きな作品のひとつです。

 なんせ、このアルバムでのロリンズのアドリブはスゴい。この頃のロリンズをライブで良く見ていた事もあり、体を揺さぶられるようなグルーブ感は最高です。特に「Don't Stop The Carnival」と言う曲でみせるラテン・フレーバーの効いたロリンズのソロは格別。
それに、このCD、以前出ていた2枚組みのLPやCDよりも曲が多いです。

●MILESTONE JAZZSTARS
DISC-1
1.The Cutting Edge
2.Alone Together
3.Continuum
4.Nubia
5.Once I Loved
6.WILL YOU STILL BE
7.Nubia

DISC-2
1.N.O.Blues
2.Willow Weep For Me
3.In A Sentimental Mood
4.A Little Pianissimo
5.Don't Stop The Carnival
6.I Mean You
7.N.O.Blues


★BRAZIL

SYLVIA TELLES「AMOR DE GENTE MOCA」

 EMI TOCP-50640 (国内盤)

 以前、このコーナーでご紹介した「SILVIA」が彼女のセカンドアルバムでしたが、今回ご紹介するのは彼女のサードアルバム。

 このアルバムは、数年前にファーストアルバムの「CARICIA」とカップリングされた輸入CDが出まわっていましたが、今回は単独アルバムの形で国内盤でリリースされました。それも、シングル盤音源をボーナストラックとして追加すると言うオマケ付き。

 輸入盤があれば、国内盤CDが出ても滅多にゲットしない私も、彼女のファンの弱味から、ついついこのボーナストラックに釣られてゲットしてしまいました。(^^;

 しかし、いざ聴いてみると音がクサっていました(^^;。妙な雰囲気の擬似ステですし、これじゃボーカリストに対する冒涜ですね。ホント、メーカの音楽に対する感覚を疑います。彼女のボーカルが素晴らしく貴重な音源なので余計にそう思いました。

 このアルバムでも、ある程度は彼女のボーカルの素晴らしさは感じられますが、私はブラジルEMIが出したファーストアルバム「CARICIA」とのカップリングCDをお薦めします。ま、ボーナストラックがあるのがこのアルバムのメリットかな。(^^;

●AMOR DE GENTE MOCA
1.DINDI
2.DE VOCE EU GOSTO
3.DISCUSSAO
4.SEM VOCE
5.FOTOGRAFIA
6.JANELAS ABERTAS
7.DEMAIS
8.O QUE TINHA DE SER
9.A FELICIDADE
10.CANTA, CANTA MAIS

11.SO EM TEUS BRACOS
12.ESQUECENDO VOCE

BONUS TRACK
13.FOI A NOITE
14.MENINO
15.NAO DIGA NAO
16.SEM VOCE PRA QUE
17.LUAR E BATUCADA
18.GERACAO DA VITAMINA


★Country

■GILLIAN WELCH「HELL AMONG THE YEARLINGS」

 ALM AMSD-80021 (輸入盤)

 彼女のことは1996年のアルバム「REVIVAL」で知りました。その頃は別にカントリーやフォークを意識していたのではないですが、そのアルバムは、別にカントリー・ファンでなくても、普通に音楽に接していればキャッチできるぐらい話題になっていたアルバムでした。

 しかし、そのアルバムはケッコウ地味で暗かった(^^;。7曲目の「PAPER WINGS」だけ、彼女の歌声のトーンが変わり、すっと光がさすようにスピーカ間の景色が変わったのが印象的でしたが、音楽に「うひょ〜」と反応するタイプの私には合わない、どちらかと言うと「通好み」のアルバムかなぁ、と言うのが私の印象でした。

 で、今回のアルバムも、聴いてみるとロックっぽい賑やかな曲もありますが、やはり全体的には地味で暗い(^^;。私好みの華やかでセンチメンタルなニューカントリーではなくて、もっとカントリーのルーツに迫ったトラッドな響きがあり、なんとなくアイリッシュ・フォークの匂いも感じました。

 中には8曲目の「I'M NOT AFRAID TO DIE」のような私好みのバラードもありますが、あまり感情を出さないサメたボーカルなので、どうしても暗い印象を受けてしまいます。彼女の2枚のアルバムを聴いていると、曲のセンスも良いしアルバムとしての完成度が高い。しかし、私にはボーカリストが歌っていると言うより、なんだか研究者や学者が歌っているような印象を持ちます。

 でも、私には合わないだけで、良く練られた完成度の高いアルバムですし、きっとヒットするのでしょうね。って、なんだか妙なコメントになってしまいましたが、久々に自分には合わないけど、良いアルバムに出逢った気分になったので、こちらにアップしました。

●HELL AMONG THE YEARLINGS
1.CALEB MEYER
2.GOOD TIL NOW
3.THE DEVIL HAD A HOLD OF ME
4.MY MORPHINE
5.ONE MORNING
6.MINER'S REFRAIN

7.HONEY NOW
8.I'M NOT AFRAID TO DIE
9.ROCK OF AGES
10. WHISKEY GIRL
11.WINTER'S COME AND GONE


★Jazz Vocal

■EMI Tow On One ジャズ・ボーカル再発 CD

 毎度おなじみのTow On One デジタルリマスタCDが、またまた発売されました。前回は男性やグループのアルバムでゲットを見送りましたが(^^;、今回は女性ボーカルで入れ食い状態でゲットしてきました。

 しかし、このシリーズが出てくるたびに手持ちのレコードやCDと聴き較べるのですが、オリジナルLPなら良い勝負ですが、国内盤のLPやCDで持っているものは、ほとんどこのTow On One CDに負けて売られて行きます。(^^;

 私は別にコレクターじゃないので、LPより音楽の聴かせどころが上手いCDと出逢えばLPは手放します。一時はLPとCDの両方を持つ時期もありましたが、どうせ聴くのは良い方なので(^^;、最近は聴き較べて良い方を残します。

 いかにオリジナルLPと言えども、長いあいだ聴きまくってると痛んでくるし、音もくたびれてきます。また、現在では手持ちのLP以上のコンディションを持ったLPを探すとなると至難のワザ。だから、私がメインに聴いているボーカルを丁寧なリマスタリング & 低コストで供給してくれる Tow On OneシリーズCDには期待しているのですよね。
ではでは、今回ゲットした女性ボーカル5枚のご紹介です。

JUNE CHRISTY
 「Ballads For Night People / THE INTIMATE MISS CHRISTY」


 EMI(CAPITOL) 7243 4 96728 2 6 (輸入盤)

 このシリーズはアルバムを選ぶセンスが良いと以前にも書きましたが、このCDもアルバムの組合せに思わずニヤりとしてしまいました。そして、このシリーズを企画担当している人はどんな人なんだろうと、ものすごく興味を持ちました(^^;。

 で、このCDはジューン・クリスティーの1960年と1963年のアルバムのカップリングなのですが、どちらもスローからミディアムテンポのバラードが中心の選曲で演奏もシンプル。聴いていると胸がキューンとなる曲が続き、ボーカルにもしっとりした味わいがあります。

 アルバム「DUET」のようなハイテンションの彼女も良いし「BIG BAND SPECIALS」のようにビックバンドをバックにビュンビュン飛ばしている彼女も良い。でも、このCDのようにキュートでリラックスした歌声の彼女も良いですよ。

 

JULIE LONDON「SOPHISTICATED LADY / FOR THE NIGHT PEOPL」

 EMI(CAPITOL) 7243 4 94992 2 5 (輸入盤)

 ジュリー・ロンドンについては、このコーナのこちらあちらでもご紹介していますが、私がボーカルを聴き始めた頃からのファンなのですよね。でも、その頃は彼女の人気もあまりなく、どちらかと言うと色モノ的な扱いをされていて、ファンの私としてはチョッと肩身の狭い思いをしていました。

 しかし、ちょっとしたブームが何回かあって、彼女の歌がCMに頻繁に使われるようになってから、認知度が高まって一気にLPの価格も上がりました。

 彼女のアルバムの中でも、私が特に好きなのは「JULIE …AT HOME(1960年)」、「ROUND MIDNIGHT(1960年)」、「THE GOOD LIFE(1963年)」、「OUR FAIR LADY(1965年)」など、どちらかと言えば、1950年代よりも、60年代の作品を好みます。

 で、このCDは彼女の1962年と1966年のアルバムのカップリングCD。さすがに1966年作品の「FOR THE NIGHT PEOPL」はチョッと声がくたびれていますが(^^;、「SOPHISTICATED LADY」は彼女の円熟期のボーカルが楽しめます。別にジャズだけでなく、他のジャンルにも色っぽさを売りにしているボーカリストは大勢いますが、ハイソな大人の世界をイメージする彼女の歌声って貴重です。次は「OUR FAIR LADY」を出して欲しいですね(^^;。

 

JERI SOUTHERN「SOUTBERN BREEZE / COFFEE,CIGARETTES & MEMORIES」

 EMI(CAPITOL) 7243 4 96650 2 6 (輸入盤)

 彼女は、DECCAとROULETTEに素晴らしいアルバムを残していますが、これはROULETTE時代の1958年のアルバムのカップリング。

 彼女のボーカル・スタイルは、あまり感情を表に出さず、どちらかと言えば淡々と歌っているように感じるから、一般的にはパッとした人気はないですが、ボーカルを長く聴いている人達には根強い人気があります。渋好みのボーカリストですよね。

 このアルバムも、そんな彼女のボーカルが楽しめるアルバムです。彼女のスタイルを無理矢理ジャンル分けすると、トーチ・ソングって事になるのかなぁ。

 で、私が彼女のアルバムで一番好きなのは、DECCAから出た彼女のしっとりしたピアノの弾き語りが聴ける「ザザーン・スタイル」と言う1955年のアルバム。コレってなかなかCD化されないですね。(私が知らないだけかも(^^;)

 

PEGGY LEE「I LIKE MEN! / Sugar 'N' Spice」

 EMI(CAPITOL) 7243 4 96729 2 5(輸入盤)

 ペギー・リーについては、CAPITOLに残したアルバムが多いという事もありますが、ジュリー・ロンドンと同じく、このTow On Oneシリーズでかなりの数がCD化され、ファンの私としてはウレシいかぎりです(^^;。

 で、これは彼女の1959と1962年作品のカップリングCD。彼女のアルバムの中で、私自身が一番と思っている「IF YOU GO」に比べてしまうと、この2枚は普通の出来のアルバムになってしまいますが、一般的に見れば素敵なアルバムには違いがありません。

 オシャレなオケの伴奏に乗ってジャージーに軽く歌う彼女の歌声を聴いていると「上手いなぁ」と思ってしまいます。ま、眉間にシワを寄せて難しい顔をして聴くような歌手ではないですが、聴き終わったあとにフンワリとした幸せな気分にしてくれる、そんな彼女のボーカル、好きですね。

 

DINAH SHORE「YES INDEED! / THE FABULOUS HITS OF」

 EMI(CAPITOL) 7243 4 96730 2 1 (輸入盤)

 彼女のRCA時代のアルバムは、このコーナーのこちらあちらでご紹介していますが、ここでご紹介するのは、これと同じく彼女のCAPITOL時代のアルバム。このTow On Oneシリーズでは2枚目かな。

 1959年と1962年に作成されたこの2枚のアルバムは、その昔、ダシガラになるぐらい聴きマクっていて、痛んだLPを何度か買い換えた記憶があります。どちらも素敵なアルバムですよね。

 エレガントさと知的さをほど良くミックスしたボーカルを聴かせてくれる彼女は、時代ごとに大きくスタイルを変えた歌手ではないのですが、RCA時代よりCAPITOL時代の方が、はしゃいだ歌でも落ち着いて聴こえ、歌声もなんだか微笑んでいるように感じます。

 


★LATIN

■PACO DE LUCIA「JUZIA」

 MERCURY 558 165-2 (輸入盤)

 パコ・デ・ルシアは、以前と言うか、かなり昔からから存在は知っていたし、今でもマク・ラフリンと組んでいたギター・トリオのアルバムを数枚持っています。

 でも、彼の単独名義のアルバムって取っつきにくくて、今までゲットした事はありませんでした。ギターは上手いけど何をやっても周りとは溶けこまない「異端」のような雰囲気があり、自分自身には馴染まないミュージシャンの一人でした。

 で、このアルバムはワリと話題になっているみたいですし、ちょうど友人がゲットしたCDを自宅のシステムで聴かせてもらう機会があり、実際に耳にして良いなと思ったので、久々にゲットしてみました。

 でも、初めて全曲を通して聴いた時は、何だか暗くて悲しい雰囲気だなぁと思いました。しかし、何度も聴き進むうちにギタリストの心の中に燃えるメラメラとした青白い炎を感じ取れるようになり、ちょっとハマてしまいました(^^;。

 ノリノリで「イェ〜ぃ」と言う感じのアルバムではないですが、じっくりとスパニッシュ・ギターを味わいたい人には良いアルバムではないかな。

●JUZIA
1.LIO DE LA MIEL
2.LA VILLA VIEJA
3.CALLE MNNICION 
4.ME REGALE

5.LUZIA
6.MANTECA COLORA
7.EL CHORRNELO
8.CAMARON

........では、失礼します。


HOME UP NEXT
[ ホームに戻る | 目次に戻る | 次ページに進む ]