1998/06/15(月)
皆さん、こんにちは。大阪のk.mです。
★Jazz Vocal ■SUE RANEY「Autumn In The Air」
FRESH SOUND FSR 5017 CD (輸入盤)ショップで見つけて思わず「おぉ」と声をあげてしまった1997年録音のスー・レイニーのニューアルバム。 スー・レイニーと言えば、CAPITOL時代に「WHEN YOUR LOVER HAS GONE」「SONGS FOR A RANEY DAY」「ALL BY MYSELF」などの素敵なアルバムを残しています。 その後も、80年から90年にかけてDISCOVERYレーベルから数枚のアルバムをリリースしていましたが、デビュー盤と言われる上記の「WHEN YOUR LOVER HAS GONE」が1957年の録音だから、現在はかなりのお歳だと思います。 だから正直言って、このアルバムは彼女の名前だけで買ってきたようなものだったのですが、1曲目の第一声を聴いた瞬間に思わず「くぅ〜っ」となってしまい、そのウレシい誤算に恥ずかしながら涙がこぼれました(^^;。 ピアノとベースだけのシンプルな構成で、彼女のササやくようなしっとりしたボーカルが聴けます。若い頃のアルバムでもあまり聴けなかったオン・マイクのウィスパー・ボイス。デビューから40年以上経たこのアルバムでも、彼女の声がハートにグサグサ刺さります。 ●Autumn In The Air
■オマケ(その他のお薦めアルバム)●WHEN YOUR LOVER HAS GONESONGS FOR A RANEY DAY (CAPITOL 7243 8 59839 2 4(輸入盤))
彼女のCAPITOL在籍時代のアルバム「WHEN YOUR LOVER HAS GONE」と「SONGS FOR A RANEY DAY」の2枚を1枚のCDに収めたEMIのTow On One シリーズのCDです。このシリーズはお徳な上にデジタル・リマスターで音も良く、発売すれば"入れ食い"状態でほとんどゲットしています(^^;。 私は去年の10月頃にゲットしましたが、まだ市場に残っていると思います。また、通称"雨のレイニー"と呼ばれる「SONGS FOR A RANEY DAY」は、現在国内盤の20bit CD(東芝 TOCJ-6129)で発売されています。 この時代の彼女はまだ若いのですが、歌が上手いのは当たり前として、ひとつひとつの歌詞に思いを込めながら、優しくしなやかに歌う彼女のボーカルに私はすっかりイカレポンチです(^^;。あ、この他に"お風呂のレイニー"と呼ばれる「ALL BY MYSELF」もお薦めです。 ★Jazz Vocal ■CHRIS CONNOR「'S WONDERFUL」
BLUE MOON BMCD 3074 (輸入盤)クリス・コナーは好きな歌手ですが、ショップで見つけたこのCDは、チープなジャケットに記憶にないタイトル名だったので、古い音源の寄せ集めアルバムかなと思いましたが、DIGITALLY REMASTERED の表記に釣られてゲットしました。 しかし、聴き進むうちになんだかどこかで聴いたことある曲順に気がつき、調べてみると1曲目の「'S WONDERFUL」と2曲目の「LOVE WALKED IN」は初めて聴いたライブ音源の曲でしたが、残りは1963年のライブ「AT THE VILLAGE GATE」と同じでした。 「AT THE VILLAGE GATE」は1963年録音のライブ盤。ベツレヘム時代のようなクールでハイテンションな歌唱は聴けませんが、リラックスした彼女の歌声とゴージャスなバック陣による楽しいライブが楽しめます。 ●'S WONDERFUL
■オマケ(その他のお薦めアルバム)●SING LULLABYS OF BIRDLAND (Bethlehem 30052(輸入盤))
クリス・コナーと初めて出逢ったアルバムがこれ。 私は彼女と出逢う前にアニタ・オディにハマり(^^;、その崩して歌ってるワリには暑苦しくなくカッコ良い歌唱にドップリとハマっていました。 その後は、それらのLPのライナー・ノートの情報で同じ楽団で歌っていたジューン・クリスティ、クリス・コナー、アン・リチャーズと進んでいきました。 クリス・コナーは、アニタ・オディ、ジューン・クリスティに続くスタン・ケントン楽団の歌姫だったわけですが、彼女の歌声を初めて聴いた時は、そのちょっぴりサメたクールでハイテンションな歌声に背筋がゾクゾクしました。 私の好みとしては、その後のアトランティック・レーベル時代の少し暖かくてリラックスした感じが好きなのですが、彼女の初期の頃のストイックでピーンとした緊張感を味わうには、このアルバムや「CHRIS」「THIS IS CHRIS」などの Bethlehem 時代のアルバムはグッドです。 あ、このアルバムは Bethlehem の輸入盤デジタル・リマスターCDです。去年あたりに手に入れ、それまで持っていた国内盤の紙ジャケ20bit CDは売られて行きました(^^;。 ★Jazz Vocal ■ROSEMARY CLOONEY「A SEVENTIETH BIRTHDAY CELEBRATION」
CONCORD CCD-4804-2 (輸入盤)ロージーの70才になった記念のアルバム。 ファンである私買わないわけにはいかず(^^;、ゲットしました。 聴いてみると、アルバムの始まりと終わりの2曲が新録音で、他は今まで発売されたアルバムからの音源になっています。 以前このコーナで紹介した前回発売のアルバム「MOTHERS & DAUGHTERS」ではボロクソに書きましたが(^^;、このアルバムでの新録の曲は良いですね〜。やはり前回のアルバムの録音時はコンディションが悪かったのでしょうか。 さて、このアルバムは、ほとんど耳に馴染んだ曲ばかりですが、聴いてみるとなかなか良いです。このアルバムにはコンコード時代の歌唱がずらっと並び、レギュラー盤より曲数も多いし選曲も曲の雰囲気のバリエーションも豊富なので、別に彼女のファンでなくても、ボーカルの入門用としても良いアルバムかもしれません。 また、ブックレットには曲名と共にその曲が入ったアルバムも紹介されています。彼女のアルバムって、1枚、1枚コンセプトを持って雰囲気も統一されているので、このアルバムで気に入った曲が見つかったら、そのアルバムも好きになるのではないかな。 ●A SEVENTIETH BIRTHDAY CELEBRATION
★Jazz Vocal ■DIANE HUBKA「HAVEN'T WE MET ?」
A-Records AL 73128 (輸入盤)新人のボーカリストらしい。ここ最近あちこちのショップで見かけるし、ちょっと興味があったのでゲットしてみました。 聴き始めて1曲目は爽やかなイイ感じで「お、アタリか」と思っていたら、ちょっとテンポが上がると歌唱が今風の小難しい表現になって、私の好みから外れました。(^^; どちらかと言うとスローテンポの方がいいですよね。しかし、自分のスタイルと言うよりも無理して型にハメているような歌い方ですし、まだまだキラッと光る個性は感じられません。 無理してジャズを歌うよりも、ポップスかフォークに向いてそうな印象を持ちますが、このアルバムの8曲目、サンバ風の「FAVELA」が良かったのが収穫かな。 ●HAVEN'T WE MET ?
★Jazz ■MILES DAVIS「THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL」
CAPITOL CDP 7243 4 94550 2 3 (輸入盤)いつものショップで「最近出たのでなんかイイのないかな」と言うと出てきたのがこの「クールの誕生」。え、なんかジャケットが違うみたいと言うと、このアルバムは「クールの誕生」にライブを加えたコンプリート盤らしい。 その昔、まだジャズを知らないガキンチョだった私でも「マイルス・デイビス」と言う名前は知っていましたし、コワい顔してトランペットをパッパラ、パッパラ吹く過激な人と言うイメージを持っていました(^^;。 現在、マイルスと言うと、最近ウィスキーのCMにも使われた Bye Bye Blackbird が入った「ROUND ABOUT MIDNIGHT」や「COOKIN'」など、一連のマラソンセッションのアルバムが頭に浮かびますが、昔は「クールの誕生」の方が有名じゃなかったのかなぁ、って、記憶がアヤフヤですけど(^^;。 そんなジャズの聴き始めの頃に聴いたのが、この「クールの誕生」でした。まだビ・バップがなんだか判らないのに「クール」もクソもないのですが(^^;、その時はパッパラ、パッパラ吹くトランペットのイメージはなく、なんだ普通の音楽なんだなぁ、と思った記憶があります。 しかし私はマイルスにはハマらず、前回ご紹介したディジー・ガレスピー(tp)やアート・ペッパー(as)、ソニー・ロリンズ(ts)、ケニー・バレル(g)などに傾倒して行きました。 あ、現在よく聴くジャズ・ボーカルにハマったのは、これからずっと後のことです。ボーカルは聴くには聴いていましたが、中学や高校のガキンチョではその良さが理解し難く「くぅーっ」とクルようになったのは、社会人になってからです。 おっと、話しが"底抜け脱線ゲーム"になってしまいましたが(^^;、「クールの誕生」に話しを戻すと、そんなこんなで私はマイルスとは縁がなく、ジャズを本格的に聴き出した後も「クールの誕生」を耳にしたのにもかかわらず、いつしか私の聴くマイルスは、1950年代の PRESTIGE や COLUMBIA 時代のアルバムが中心となり、その前後はバッサリと切り落とされていました。 だから、今さらと思いましたが、ちょっぴり懐かしかったのと、今聴くとどんな感じかなと言う好奇心でゲットしました。で、久々に聴いた印象は、正直言って古風な音楽に感じました(^^;。昔聴いた時は「普通の音楽」に聴こえたのに不思議です。 ま、1948年の録音ですから古く感じるのは仕方ないですが、しかしその年代での周りのミュージシャンの演奏スタイルを考えてみると、このアルバムはすごく斬新であり、革命的なものであったは違いありません。 それに、王者の風格が付き始めた PRESTIGE や COLUMBIA 時代のマイルスに比べて、この時のマイルスには音楽にかけるひたむきさや情熱がほとばしっています。かえってメンバーの一員であるマリガンの演奏の方が落ち着いた風格を感じるぐらいです(^^;。 とにかく、久々に聴いた「クールの誕生」。ジャズを聴き始めてイキなりハード・バップにハマった私には縁のなかったアルバムでしたが、いろんなコトを思い出させ、いろんなコトを感じさせてくれたアルバムでした。 ●THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL
★Jazz ■SONNY ROLLINS「SAXOPHONE CLOSSUS」
PRESTIGE VICJ-60158 (国内盤)以前ここで紹介した MILES DAVIS「COOKIN'」、あるいはオーディオ日記のソフトあれこれでボロクソに書いた xrcd ですが(^^;、また新しいシリーズが出たみたいなので、またゲットしてきました。って、ヒツコイ。(^^; 聴いてみると、音はクリアだけどちょっと音が細いような気がして、現在持っているDCCのLPやCDと比較すると、確かにそんな傾向がありました。 それに、ひとつひとつの音はクリアなのですが、コラボレーションができていないと言うか、各楽器の音がごちゃ混ぜになるんですよね。 例えば、このアルバムはモノラル録音なので、ロリンズを含めた各パートの楽器がスピーカの中央に定位するわけですが、DCCでは、それぞれの楽器(奏者)がキレイに分離して聴こえるし、ソロとバッキングのコントラストはもちろん、ロリンズのサックスにドラムのマックス・ローチが割り込んできても、ちゃんと違うところで演奏しているように聴こえます。 しかし、この xrcd では、サックスにドラムが割り込んでくる場面などは、ロリンズの前にドラム・セットがあり、それをロリンズの肩越しにローチが腕を伸ばして叩いているような違和感を感じます(^^;。 どうも日本盤は、ひとつひとつの音やソロを取っている楽器をクリアに表現するのは得意なんだけど、バックの楽器とのコラボレーションとか、ハーモニーの表現が苦手みたいですね。前回のマイルスはある程度聴けたのに今回はギョクサイです。xrcd は、あいかわらず雑誌ではベタ褒めされて賞なんかもらってるけど、私にはよー判りません(^^;。 それに、4千円弱の価格って、高っかいと思うよな〜。 ●SAXOPHONE CLOSSUS
★BOSSA NOVA ■ANTONIO CARLOS JOBIM「WAVE」
A&M POCM-5052 (国内盤)ボサノバと言うより、ジャンル関係無しに有名なアルバムですが、ポリドールがボサノバ40周年記念として出したシリーズ中の1枚です。 以前に発売されたCD(POCM-5016)を持っていたのですが、音が良くなっているのではと思ってゲットしたのですが、あまり大勢には影響がありませんでした(^^;。 ま、そんなコトはど〜でも良くて(^^;、このアルバムは聴いていて気持ちイイし心安らかにもなる。「ボサノバってどんなの?」と言う方でもきっと聴いた曲もあると思うので入門用としてはお薦めのアルバムかな。 ●WAVE
★Pops ■MILVA「BEST」
Polydor KICP 645 (国内盤)前回、こちらでもご紹介したミルバのCDと同じシリーズとして発売されたベスト盤です。私ってベスト盤と言うのはどうもキライで、ミルバの一連のCDが発売された時、このベスト盤も出ているのは知っていましたが、前回ご紹介したアルバムだけをゲットしただけでした。 しかし、ミルバに毒されたのか(^^;、もっとミルバの歌を聴いてみたいと思って、このベスト盤に手を伸ばしました。 前回ご紹介した3枚のアルバムとは、16曲中、5曲が重なっているだけで、ベスト盤と言ってもそんなに無駄はありません。 内容は、風格すら感じられる堂々としたボーカルに圧倒されっぱなしでした。お子様ランチ風のボーカルはチョッと、と言われるような年配のボーカルファンには良いアルバムかもしれません。あ、私ですか?。ズッポリとハマっています。(^^; ●BEST
★J.Pops ■テレサ・テン「コンサート・ライブ」
TAURUS TACL-2513 (国内盤)LDでも出ていた1985年12月のNHKホールでのライブCD。 LDがあるからイイかなと思っていましたが、LDとCDでは曲が少し違うのですよね。う〜む、トーラスもなかなかやるな(^^;、と言うことでゲットしました。 1985年といえば、その前の年に再デビューアルバム「つぐない」がヒットし、続いて「愛人」が発売され、人気が上がっていった頃と記憶しています。このコンサートでも、そんなヒットに裏打ちされた彼女の自信に満ちた歌声が聴けます。 ●コンサート・ライブ
........では、失礼します。
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