1998/05/25(月)
皆さん、こんにちは。大阪のk.mです。 ★Jazz Vocal ■THE REAL GROUP「original」
gazell GAFCD-1010 (輸入盤)以前、知り合いから「LIVE IN STOCKHOLM」というこのグループのアルバムを紹介されてファンになった私なのですが、その他のアルバムを探してもなかなか見つからず、先日やっと見つけたのがこのCDでした。 このグループは伴奏の楽器は使わず、ゾクに言う「アカペラ」を得意とするスウェーデン出身のコーラス・グループ。 メンバーそれぞれのテクニックも抜群なのですが、メカニカルな感じにならず、一聴してこのグループだとわかる独特の雰囲気を醸し出す香りを持っています。特に、女性ボーカル好きの私には、ちょっと表面に水気を含んだようなクリスタルで甘くて切ない女性のリードボーカルの歌声に胸がキューンとなります。国内盤は出ていないと思うし、輸入盤は見つけた時が買い時なのでぜひゲットしましょう。:−) ●original
★Pops ■LISA EKDAHL「Bortom Det Bla」
BMG BVCP-6114 (国内盤)スウェーデンのキュートなボーカリスト、リサ・エクダールの4枚目のアルバム。前回ここでご紹介したアルバムでは、キュートな声でスタンダードを歌っていましたが、このアルバムは母国語でポップスを歌ったアルバムです。 このアルバムを聴き始めた時は「デビューの頃は声が可愛かった"だけ"だけど、なんだか落ちついてきたなぁ」と思っていたのですが、3曲目で彼女の声がずこーんとハートに突き刺さりました。いや、ハートと言うより、もっと本能的な部分に突き刺さったのかもしれません。 それだけこのアルバムの彼女の声はアブナい。それに母国語で歌っているから英語とは違った響きがあり、明るい曲調なのにちょっとくすんだ退廃的な雰囲気があります。歌手にとって声はひとつの武器かもしれませんが、彼女のキュートでいてアンニュイな歌声はアルバムを重ねる毎に鋭利な刃物のように研ぎ澄まされていくような気がします。 彼女のアルバムは何枚か持っているし、色っぽい声にはかなりの免疫がある私でも、このアルバムの彼女の声にはグサッとヤラれました。 ●Bortom Det Bla
★Pops ■SARAH McLACHLAN「Surfacing」
ARISTA 07822 18970 2 (輸入盤)新しいミュージシャンやボーカリストと出逢うのは、雑誌の記事を見たり、FMで聴いたり、あるいはクチコミなどイロイロ情報手段がありますが、その情報を得てCDを買うか買わないかの決心はずいぶんイイ加減です。早い話し、忙しくてショップに行けない時期などは忘れてしまう場合があるし、メモを取っていても、なぜメモを取ったのかすら忘れてしまう場合もあります(^^;。 このアルバムも雑誌からの情報では知っていたのですが、タイミングが合わずにゲットが伸び伸びになっていた1枚でした。 先日、職場の近所のHMVに足を運んだ時に偶然に目に止まり、ちょうどいい具合に輸入盤もあった事からゲットしました。 聴いてみると自分がイメージしていた感じとは少し違い、アラニス・モリセットや、こちらでもご紹介したJEWELのような雰囲気もあり、曲調も歪んだギターや声のイコライジングがあったり、アコースティック調、今風の打ち込みなど、バラエティが豊かです。 私はアラニス・モリセット、シェリル・クロウ系の歌手は苦手なので、最初に聴いた時は「あ、失敗」と思ったのですが、何回か聴き込むうちにグングン味が出てきて、いつの間にか、ここ最近のローテーションの1枚になりました。 曲調にはバラエティがありますが、女性の心の揺れを彼女自身の言葉でつづったような統一感があり、ランプの灯りだけのちょっぴり薄暗いテーブルの上に、彼女が心を込めて作った手料理が並べられているようなアルバムでした。 ●Surfacing
★Pops ■JANET JACKSON「THE VELVET ROPE」
VIRGIN 7243 8 44762 2 9 (輸入盤)このアルバムもなかなかゲットできず、今頃になってのやっとゲットできました。 別に縁がなかったのではなく、最初はFMで聴いてイイなとは思ったけれど、元々この分野は得意でないのでスグに誰だか判らなかったのです(^^;。そして、やっとジャネットだと判ったのですが、何と言う曲だか判らず、アルバムの数が多くてどれだか判らない(^^;、、そんな事が続き手に入れるのが伸び伸びになっていました。FMでも、オッチャンに判るように曲目を説明してくれないので、この手のジャンルはいつも苦労します。(^^; また、このようなアルバムは手に入れたときには、すでに聴きたいと言う情熱が消えている物なのですが(^^;、このアルバムは良かった。 目的の曲は、11曲目の「TOGETHER AGAIN」だったのですが、彼女のしなやかでキュートな歌声が聴けました。そして、他の曲やアルバム全体の作りもなかなか良く、R&Bが苦手な私でも十分に楽しめました。 スゲー新しい手法をさり気なく使ったり、街の雑踏やモデムの音などの効果音をまじえながら、次から次へと違う風景が眼前に繰り広げられます。アルバムと言うよりも、まるで彼女主演の映画を見ているようにCDのトラックが進んでいきます。 彼女については、ジャクソン・ファミリーの一員で「マイケルのお姉さん」程度の知識しかなかったのですが、いや〜、良いボーカリストですね。 ●THE VELVET ROPE
★F.Pops ■SYLVIE VARTAN「SESSIONS ACOUSTIQUES」
PHILIPS PHCA-161 (国内盤)シルビィ・バルタン、、。私はこの名前を聞くだけで、遠い国の歌姫に憧れを抱いていた子供の頃の自分を思い出し、少し照れ臭くなります。そして、すでにモノクロームになってしまったその頃の風景が走馬灯のように頭をめぐり、ツーンとした甘酸っぱい思い出が胸一杯に広がります。 彼女は「アイドルを探せ」などのヒットで日本でもかなり人気がありましたが、最近ではあまり名前も聞かず、いつの間にか私の心の中では遠い記憶の中のボーカリストになっていました。 で、今回ご紹介する「SESSIONS ACOUSTIQUES」は、アコースティック楽器をバックに彼女が昔のヒット曲をゆったりと歌う1994年の作品。ゲットする前は、もし聴いてダメだったら、自分の思い出のひとつが壊れるな..と一抹の不安を抱きましたが、いざ聴いてみるとそんな不安は一瞬で吹き飛びました。 このアルバムでの彼女は、昔のヒット曲だからと言うような照れもノスタルジックな雰囲気もなく、現在の彼女が歩んできた人生の年輪や人生観を織り込みながらも、昔の自分を思い、そして懐かしい仲間達を思い出しながら歌っているようでした。 このアルバムのそんな彼女を見ていたら(聴いていたら)、恥ずかしながら胸がドキドキしました。こんな気分になったのは何年ぶりでしょうか。陳腐な表現になりますが、やはり彼女は「永遠のアイドル」なのでしょうね。 ●SESSIONS ACOUSTIQUES
■おまけ(最近の シルビィ・バルタン のアルバム)●TOUTES LES FEMMES ONT UN SECRET (MERCURY 528 895 2 (輸入盤))![]() 2年ほど前の1996年に出されたアルバム。このアルバムでは、私が記憶していたイエイエ・ガールの面影はなく、味わい深いボーカリストの姿がありました。 ここ最近は日本では忘れられた存在でしたが、私はそのアルバムを聴いて、彼女は現在でも現役として活躍し歌に対する情熱もハンパじゃないと言う事に気が付いたのです。 このアルバムと出逢ってから、昔ファンだった私が彼女の新しいアルバムを見かけるたびにゲットしているのは言うまでもありません。(^^; ●l'Olympia (ライブ盤) (MERCURY 536 116 2 (輸入盤)) ![]() このアルバムは、去年に発売されたオランピア劇場での2枚組みライブアルバム。これも現在の彼女が聴けてグッド。 歌はもちろん良いですが、大観衆を前に圧倒的な存在感を見せる彼女を感じるだけでじ〜んときます。 ★Pops ■MILVA「"EL TANGO" Live At The Bouffes Du Nord」
METRONOME KICP 641 (国内盤)上記のシルビィ・バルタンもそうですが、私が小学校の高学年だった60年代後半、自分の心に怒涛のように押し寄せてきた遠い国の歌姫達。ここ最近、懐かしさ半分と新たな発見ができるのではないかと言う期待半分で、彼女達のアルバムをゲットする機会が増えています。 このアルバムは、ミルバの来日にあわせて発売されたシリーズの中の1枚で、彼女がピアソラと共演した1980年代のライブ録音です。 その昔、イタリア系ではチンクエッティが好きだった私には、ミルバは暗いおネエサンと言う印象でしたが(^^;、この歳になって聴いたら深みがあってなかなか良いのですよね。 このアルバムでも、昔の彼女からは想像できない圧倒的なエネルギーを感じ、ドラマチックでちょっぴり退廃的なムードが漂う舞台に観客が巻き込まれて行く様子が伝わります。 ●"EL TANGO" Live At The Bouffes Du Nord
■おまけ(上記のアルバムと同時発売されたその他の ミルバ のアルバム)●mia bella napoli (Polydor KICP 642 (国内盤))![]() 彼女が歌うナポリターナ集。「遥かなるサンタルチア」や「帰れソレントへ」、「オー・ソレ・ミオ」などの美しく情熱的な歌の数々をミルバがドラマチックに歌っています。 ●AUF DEN FLUGELN BUNTER TRAUME (Polydor KICP 643 (国内盤)) ![]() 「夜のタンゴ」や「リリー・マルレーン」など、1930年代のドイツの流行歌を収録したアルバム。ほの暗く退廃的な中にもほんのりとした希望の灯りを感じるような彼女の歌声に脱帽です。
★Pops ■HELEN SHAPIRO「AT ABBEY ROAD」
EMI TOCP-50430 (国内盤)EMI 100周年の企画の一環としてアビー・ロードスタジオで録音された音源がリマスターCDで登場しました。シリーズとして何枚かCDがありましたが、私は彼女のCDをゲットしました。 ヘレン・シャピロと言えば「子供じゃないの」をヒットさせたことで有名ですが、私からすれば少し上の世代なんですよね。 私がまだ幼稚園や小学生低学年のハナタレ小僧だった頃、親戚の所で働いていたお兄ちゃん達や近所のオジサン達に今で言うオールディーズのヒット曲を良く聴かせてもらいました。自分の好きな音楽の好みもクソもない頃に浴びるように聴いたこれらの音楽経験は、その後の自分にも大きく作用していると思います。 ●AT ABBEY ROAD
★Country ■LEANN RIMES「SITTIN' ON TOP OF THE WORLD」
CURB D2-77901 (輸入盤)このコーナーでも、2回ほどご紹介しているカントリー・シンガー、リアン・ライムスの新譜が出ました。雑誌などの情報では、すでに録音は完了して今度の新譜は2枚組みになると言うウワサを聞いていたのですが、見つけたのは通常のアルバムでした。後になって「完全盤」なんてのが出てくるとクヤシいと思いましたが、迷わずゲットしました。(^^; 聴いてみると、今までのような古風なタッチでひたむきに歌う雰囲気は消え、ビートの効いた今風のカントリー・ポップなアルバムになっていました。また、収録曲もカントリーにこだわらず、広い範囲から選曲された曲が上手く散りばめられています。 ただ私も彼女に馴れてきたのか、以前のような「何モンやコイツ」と言うようなインパクトはなく、このアルバムではアップテンポやスローな曲であれ、ナチュラルでまとまりの良いボーカリストとなった彼女を感じます。 このアルバムも良いアルバムとは思いますが、彼女はまだ10代。もっと成長を続けて、もっと素晴らしいアルバムを届けてくれると思います。そう考えれば、このアルバムは彼女が成長して行く過程での通過点の1枚になるのだろうけど、このアルバムは現在の彼女を映し出す大切な1枚になる事は間違いないでしょうね。 そんな風に、素晴らしい歌手に成長した彼女を思い浮かべながらこのアルバムを聴くと、初々しくて勢いがある現在の彼女がクローズアップされてきます。 しかし、ここ最近のカントリーの勢いはスゴいですね。このアルバムをHMV(天満橋)で初めて見つけた時は、彼女のコーナーに置いてあっただけなのですが、一週間後に梅田のタワーレコードに行ったら特設のコーナーにどぉ〜んと山積みしてあったのでビビってしまいました(^^;。 ●SITTIN' ON TOP OF THE WORLD
★Country ■FAITH HILL「FAITH」
WARNER BROS. 9 46790-2 (輸入盤)彼女については、ジュウタン爆撃的にカントリーをゲットしていた頃に「IT MATTERS TO ME」と言うアルバムをゲットしましたが、あまり特長もなく、ハートに来ない歌声に嫌気がさして手放していました(^^;。 で、彼女がまたアルバムを出したらしく、タワーレコード(梅田)に出向いた時、目立つところにこのアルバムがディスプレイされ、国内盤も出るとポップに書かれていました。ちょうど試聴機にもあったので、また懲りもせずに聴いてみました(^^;。 前のアルバムが1995年、その間にずいぶん上手くなったなぁと言うのが私の印象でした。試聴機で聴くと、ついついハイテンションになってしまう私は「ど〜かな〜」と思いつつも、ついついゲットしてしまいました(^^;。 しかし自分の装置で聴くと、やはりハートに来ない(^^;。そりゃ上手くなったとは言え、同じ人物だから根本的には変わりようがないのですが、歌も上手いし自分好みの歌声。なのに自分の感性に合わない理由はなんなんだろう、、と3日ほどこのアルバムを聴き続けながら考えましたが答えはでませんでした。 結局このアルバムは「自分には必要ないもの」と決めたのですが、なんだか後味が悪い。そうこうしているうちに、いつも買っている雑誌に彼女の記事が掲載され、そこにその答えがありました。どうも彼女はリーバ・マッキンタイヤ−に憧れてシンガーになったらしい。リーバ・マッキンタイヤ−と言えば、私がカントリーにハマる前から聴いていた歌手です。そんな意識を持って聴けば、声質は違うものの歌い方がどことなく似ています。 どうも私は、そんな事を本能的に嫌っていたようです。私って、自分が好きな歌手に似ている、あるいは似てはいなくても憧れているがゆえに影響を受けているような歌手は本能的に排除するクセがあります。逆に言えば、本当にその人が歌いたいように歌っている物、本当のその人自身が現れているような歌に惹かれます。 気付いてみればツマラナイ理由ですが、このアルバムはそんな理由で私に合わないだけで、カントリーとしては土臭くないし、現代的な感性が加味され、華やかで良いアルバムだと思います。 ●FAITH
★BRAZIL ■PATRICIA MARX「PATRICIA MARX」
Victor VICP 60327 (国内盤) CDショップのブラジル音楽のコーナーで見かけたキュートな女性の横顔が写ったこのアルバム。手に取ると、帯には1996(8th)〜97(9th)のアルバムからの抜粋のベスト盤と書いてありましたが、ブラジル系はショップでちょこちょこチェックしていたのですが、この子の存在は知りませんでした。 そんなに多くのアルバムを出しているなら間違いはないだろうと思い、そのキュートな横顔に惹かれてゲット(^^;。 ブラジルの歌手って、聴きやすいボサノバと思ってうっかり手を出すと、エラい進化した音楽でビビる事があるのですが(^^;、彼女はどちらかと言うとブラジルと言うより、アメリカナイズされた聴きやすいポップスの雰囲気を持っていました。 ちょっとハウスっぽいリズムに乗ったその屈託のないストレートな歌声は、人生の重みも人生観も感じないけど(^^;、あっけらかんとした開放感がこの子の持ち味かな。アメリカではいくらでもいそうなタイプだけど、ブラジルではこんな素直なタイプの歌手って少ないと思うな。って、私の聴いていたのが片寄っているだけかもしれないけど(^^;。 ●PATRICIA MARX
★Pops ■サンディー「サンディーズ・ハワイ・サード」
eastwest AMCY-2755 (国内盤)CDのプラケースに直接プリントすると言う大胆なデザインなので、やっつけのスキャンでは画像がちょっと汚いですが、以前もここでご紹介したサンディーの新譜です。 彼女のハワイアン・シリーズもこれで3枚目ですが、相変わらずしなやかでキュートな声が良いですね。 以前のCDでハマった私は、彼女のアルバムを遡ってをゲットしていったのですが、この人、タダ者ではないですね。 今回のアルバムはリズムセクション(って言うのか(^^;)が強化され、ハワイの伝統楽器がイロイロ使われているのだそうです。しかし、そんな事はどうでも良いぐらいにこのアルバムでも彼女のボーカルは絶好調。キュートさの裏に隠れたゾクッとくる色っぽさと、人生の辛さを知っている切なさが程良くミックスされた歌声で、南国の海に浮かぶ「夢の楽園」を夢を見るように描いてくれます。 ●Sandii's Hawai'i 3rd.
★J.Pops ■夏木マリ「いいじゃないの幸せならば」
Columbia CODA-1502 (国内盤)久々にシングルCDをゲットしました。 タイトル通り、夏木マリが歌う「いいじゃないの幸せならば」なのですが、「代官山物語」という映画かドラマだかの挿入歌らしいです。らしいです、と言うのは、そのヘンの情報に私がウトいだけですが(^^;、実際に彼女のこの曲は、FMで聴いて知りました。 この曲は、言わずと知れた佐良直美のヒット曲なのですが、他にも、安部律子、高田恭子、由起さおり などもアルバムでカバーしていますが、彼女の歌もなかなか良いです。 このシングルCDのアレンジは一連の彼女のアルバムの「九月のマリー」や「ゴリラ」と同傾向のアレンジで、歌謡曲と言うよりジャズ・フィーリングが強く「だから、どうしたのさぁ」と言う彼女の歌唱もカッコイイ。 アルバムの「代官山物語」(COLUMBIA COCA-15072)でも同じ曲が聴けますが、シングルとは違って劇中でピアノ伴奏のバージョンでした。って、こっちもゲットしてる(^^;。
........では、失礼します。
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