1998/02/05(木)
皆さん、こんにちは。大阪のk.mです。
★Jazz Vocal ■MARY CLEERE HARAN「THIS HEART OF MINE」
VARESE SARABANDE VSD-5482 (輸入盤)久々にジャズ・ボーカルの新規開拓と言うことで、タワーレコードで知らない人のCDを買ってきて当たったのがコレ。 録音が1994年だから比較的新しい録音ですが、よき時代のボーカルの香りを感じさせる良い雰囲気のアルバムでした。一言で言えば「ヨゴレ」を感じないクラブ・シンガーの雰囲気かな。 客のヤジをサラリとかわすようなしたたかさや人を押しのけてでも前に立ちたいというバイタリティも感じない人ですが、控え目でエレガント。そんなさりげなさがこの人の特長かな。 ●THIS HEART OF MINE
★Jazz Vocal ■LINA NYBERG「TEMPER」
PROPHONE 7 392004 100385 (輸入盤)このアルバムは、以前からタワーレコードなどで時々見かけていました。しかしジャケットの雰囲気から前衛的なボーカルかなと思って避けていましたが、いざ聴いてみると、ボーカルとピアノのシンプルな構成でじっくりと聴かせるアルバムでした。 声も歌唱スタイルも違いますが、アルバム全体から受ける印象は、モニカ、リタ・ライス、カーリン・クロッグなどと通じるどことなくヨーロッパのイメージ。ピアノも、伴奏と言うよりもボーカルと息を合わせながらも1対1のスタンスで自由に演奏しています。そんな伴奏の枠にはまっていないピアノと、じっくり歌い込む彼女のボーカルのコントラストがオモシロいアルバムでした。 ●TEMPER
★Jazz Vocal ■MONICA LEWIS「WHY DID I CHOOSE YOU?」
EQUINOX EQCD 7003 (輸入盤)最近、昔活躍していた人が新録したアルバムを時々見掛けますが、このアルバムもそんな中のひとつです。やっぱ年月が経てばモニカ・ルイスも歳をくうのね、と思ったジャケット写真で、見つけた時は、ウレシいような悲しいような複雑な心境でした。 歌声はかなり変わっていますが(^^;、歌い回しの所々に昔の面影を感じる事ができて、あ、やっぱりモニカ・ルイスなのね、と少し安心。しかし、ケッコウなお歳と思うのですが、そんな事を微塵も感じさせずストレートに勝負してきます。やっぱ、落ちつきとかワビサビと言うのはモニカ・ルイスには似合わないですよね。 ●WHY DID I CHOOSE YOU?
★Jazz ■STAN GETZ「LIVE IN PARIS '82」
DREYFUS JAZZ VACR-2025 (国内盤)このアルバムって、1年ぐらい前に輸入盤で出ていたのですが、買いのがしちゃいました(^^;。で、今回の国内盤での発売を機会にゲットしました。 ゲッツって、ロリンズやコルトレーンと共に最後まで進歩を止めなかった人ですね。「昔の名前で出ています」風の人なんて見てられないけど(^^;、1982年にパリで録音されたこのアルバムのゲッツもクールで熱いです。 私がゲッツを好きになったのはボサノバでなく、デイジー・ガレスピー(tp)がリーダとなったセッションを録音したVerveの「シッティン・イン」と言うアルバムでした。その頃の私は、バリバリのハード・バップの熱いバトルに燃えていたのですが、自分の演奏の順番が回ってきた時に、乾いたクールな音色ですっと切り込んでくるゲッツに「かっちょエーな」と思ったものです。 さてこのライブアルバムもイイですね〜。こんな事なら、さっさと輸入盤をゲットしとけば良かったと後悔するのですが(^^;、とくに3曲目の「エアジン」が良いですね。クールなゲッツがかっと燃えて、多少バホバホ系の音も交えつつ疾走します。 ●LIVE IN PARIS '82
★Jazz ■Charlie Haden & Pat Metheny「beyond the Missouri Sky」
VERVE 537 130-2 (輸入盤)やっと買ってきましたこのアルバム。これはオーディオ仲間の神戸の松浦さんの愛聴盤なので、時々聴かせていただいていたのですが、イイなと思ったものの「フュージョン」と言うことで、なかなか手を出せずにいました。 しかし、最近 JOYCE COOLINGの「PLAYING IT COOL」と言うスムース・ジャズにスボッとハマったので(^^;、なんとなく親近感がわいてゲットしてきました。 ベースとギターのデュオなのですが、自分の装置で聴くと郷愁感のようなちょっとヒンヤリした独特の寂しさを感じます。ちょうど子供の頃に日曜の夜の8時ぐらいだったか「週刊新潮は明日発売で〜す」と言うテレビスポットが入りましたよね。日曜の夜、いつもあれを見た時に子供心に妙な寂しさを覚えたものです。 このアルバムを聴いていると、ふとそんな事を思い出してしまいました。 ●beyond the Missouri Sky
★Jazz ■MILES DAVIS「COOKIN'」
PRESTIGE VICJ-60127 (国内盤)前回はギョクサイした xrcd なのですが、気になったのでまたゲットしました。今回ゲットしたのは、マラソンセッションからの一連のアルバムが発売されましたが、その中でいちばん好きな「クッキン」です。 このアルバムはDCCやアナログ・プロダクション、OJCなどのアルバムで聴きましたが、今回の xrcd は良いですね。 前回のアート・ペッパーやロリンズのアルバムは、音は良いけど音楽にノレない、まるでLINNを買う前に持っていた国産オーディオ機器みたいな音でしたが(^^;、今回は緊張感や内に秘めた熱さなどがビシバシ伝わってきて楽しめました。 処理する機器のエージングが進んだのか、方式を改良したのか、以前と何が違うのか判りませんが、私は結果でしか見れないので、今回のアルバムは結果オーライと言うことで「ハナマル」。空間に浮かぶ音像の雰囲気や距離感は良く出ていますが、他のレーベルと較べると音像がちょっと薄いし冷たい。しかし、このレベルだとDCCやアナログプロダクションのCDやLPなどと好みの範囲で比較できますね。 ●COOKIN'
★Jazz Vocal ■BMG ジャズ・ボーカル再発 CD前回ご紹介したBMGレーベルからのジャズ・ボーカル・シリーズに新たに10枚のCDが追加されました。今回も男性2枚を除き(^^;、残りの8枚をゲットしました。●DIAHANN CARROLL「SINGS HAROLD ALEN SONGS」
RCA BVCJ-7477 (国内盤)1997/12/24(水) 最近の GET @k.m でご紹介したダイアン・キャロルが1956年に録音したアルバムです。このアルバムではハロルド・アレンの作品を上手く歌いこなしていますが、新録音を聴いた後では声が初々しく感じます。 そんな初々しさや、若いゆえの儚さが良かったりするのですが(^^;、このアルバムが1956年録音、新録音が1997年録音。40年の間の彼女の人生の歩みを感じとれるようなこの2枚のアルバムのコントラストは、聴いていて楽しかったです。 ●ROSEMARY CLOONEY「SOLVES THE SWINGIN RIDDLE!」
RCA BVCJ-7480 (国内盤)前回ご紹介した「CLAP HANDS! HERE COMES ROSIE!」の3ヶ月ほど後に録音されたアルバムです。ネルソン・リドルの編曲のゴキゲンなオーケストラをバックにロージーがスイングするこのアルバムは、RCA時代では私が一番好きなアルバムかな。 なんとなく人なつっこい人柄と適度な色香、そしてスインギーなジャズ・フィーリング。パーンとハジけるオーケストラの前で彼女が歌っている様子を想像するだけで、ホント「くぅ〜っ」ときますよ(^^;。 ●TONI HARPER「NIGHT MOOD」
RCA BVCJ-7479 (国内盤)彼女は地味な存在ですが、センスの良いウォーミーでゆったりした歌声がお洒落で、好きな歌手のひとり。また、私は濃いのはダメでボーカルと言ってもほとんど白人系歌手が多いのですが、彼女はエセル・エニスと共に私が好んで聴く数少ない黒人歌手のひとりになっています。 このアルバムは 1962年録音で「NIGHT MOOD」の題名通り、夜のムードの曲をセンス良く軽快に歌っています。1960年に「LADY LONELY」と言うアルバムもRCAに録音しています。こちらのアルバムもお薦めですね。 ●LENA HORNE「LENA & MICHEL」
RCA BVCJ-7481 (国内盤)彼女がブランクから復帰した1975年にRCAに吹き込まれたアルバムです。 ミッシェル・ルグランの編曲のオーケストラをバックに彼女の歌唱を楽しめる粋なアルバムですが、これが発売された当時は思い切り聴いていた記憶があります。 ソウルフルに歌う「シェルブールの雨傘」は、ちょっとクセがあるけど一度聴いたらアタマに焼きつきます(^^;。 ●HELEN O'CONNELL「HERE'S HELEN」
RCA BVCJ-7482 (国内盤)カラッと明るく、いかにもジャズ・バンドと言う雰囲気のオーケストラをバックに彼女が軽快にスタンドナンバーを歌うこのアルバムは1957〜58年の録音。 私の好みで言えば、同じ頃に彼女がRCAに録音した「GREEN EYES」と言うアルバムの方が好きですが(^^;、このアルバムも明るくて楽しいですよ。 ●DINAH SHORE「BOUQUET OF BLUES」
RCA BVCJ-7475 (国内盤)その昔、「青いカナリア」しか知らなかった私が、彼女にずっぽしハマったアルバムです。とにかく、靴音と哀愁を帯びたハモニカで始まる一曲目からカッコ良かった。 とんでもなくイイ女が登場するハード・ボイルドな探偵小説のワン・シーンをイマジネーションするような曲調、そして彼女のビロードのような肌触りのボーカルがマッチして、独特の世界を醸し出します。ジャズ・ボーカルと言う狭いジャンルで括りたくないなぁ、と思える1枚です。 ●GWEN VERDON「THE GIRL I LEFT HOME FOR」
RCA BVCJ-7474 (国内盤)ミュージカル女優のグエン・バードンがRCAに残したアルバム。茶目っ気とお色気(死語(^^;)が程良くブレンドされた楽しいアルバムです。 さすがミュージカル女優だけあって、歌の表情の付け方が上手いですね。それをヨシとして楽しむか、ウットウシイと感じるかでこの人の評価は変わると思います。 ●LEE WILEY「A TOUCH OF BLUES」
RCA BVCJ-7478 (国内盤)リー・ワイリーがブルースを歌ったアルバム。上記のダイナ・ショアのアルバムは思い切りソフティスケートされていますが、それと比べるとこのリー・ワイリーの歌うブルースは少し荒っぽい感じがします。 ま、ダイナ・ショアと比べての話しなので、都会的な洗練を前面に押し出してくるリー・ワイリーの歌うエレガントなブルースに酔えるアルバムには違いありませんケド(^^;。 ★Jazz Vocal ■EMI Tow On One ジャズ・ボーカル再発 CD時々ここで紹介している EMI(UK)のTow On One の再発CDのシリーズです。このシリーズって、単に2枚のアルバムを組み合わせたお徳用CDではなく、再発するアルバムのセンスが良くて、デジタル・リマスターで音もスゴく良いんですよね。今回も女性ボーカルを4枚ゲットしました。●JUNE HUTTON「AFTERGLOW」/ DOLORES GRAY「WARM BRANDY」
EMI(CAPITOL) 7243 4 93063 2 5 (輸入盤)このシリーズって発売が不定期なので、馴染みのショップに「入ったら置いといてね」とお願いしているのですが、この2人の組み合わせには驚きましたね〜。 どちらもしっとり系のボーカリストですが、歌もウマいし色香もあるし、じっくりと歌を堪能できます。 ●PEGGY LEE「EXTRA SPECIAL / SOMETHIN' GROOVY」
EMI(CAPITOL) 7243 4 93065 2 3 (輸入盤)このTow On Oneシリーズでは、ペギー・リーのアルバムの ・「THE MAN I LOVE / IF YOU GO」 ・「THINGS ARE SWINGIN / JUMP FOR JOY」 ・「LATIN ALA LEE / OLE ALA LEE」 がすでに発売されています。 彼女はドリス・デイやジュリー・ロンドンと共に私の好きな歌手の1人なので、何を書いても誉め言葉になるのですが(^^;、しっとり系やラテンタッチ、小編成からスモールコンボまで、何を歌わせてもうまいですよね。 ●DINAH SHORE「DINAH SINGS, PREVIN PLAYS / SOMEBODY LOVES ME」
EMI(CAPITOL) 7243 4 93067 2 1 (輸入盤)このシリーズでダイナ・ショアのアルバムが発売されるのは初めてだと思いますが、初っ端から憎いアルバムのカップリングが出てきました。 このアルバムの中のアンドレ・プレビンのピアノ伴奏で歌う「DINAH SINGS, PREVIN PLAYS」は絶品。気品、優しさ、エレガント、そして情熱、、彼女のアルバムの中で私がいちばん好きな作品になっています。 ●MARGARET WHITING「LOVE SONGS BY / SINGS FOR THE STARRY-EYED...」
EMI(CAPITOL) 7243 4 93064 2 4 (輸入盤)この人は、私が聴いている範囲では少し古いタイプの歌手の位置づけになります。あ、年代もそうですが、良き時代のバンド・シンガーっぽいスタイルがバックグランドにあるから余計に古く感じるのかもしれませんね。 同じようなスタイルを持ったヘレン・ウォードやヘレン・フォレストと同じように、彼女の歌を聴いているとゆったりとした優しい気持ちになれます。現代にこのような雰囲気を持ったボーカリストを探すのは無理な話。やはり、そんな時代の空気を吸っている人でないとダメですよね〜。 ★J.Pops ■一路真輝「I's」
EMI TOCT-1004 (国内盤)この人は知らない人でしたが思わずジャケ買いしました(^^;。 聴いてみるとオシャレで雰囲気は良いんだけど、何と言うか、歌に実態感や感情がなく、まるで他人事のように歌が上滑りするような妙な印象を持ちました。誰に対してメッセージを伝えているのか判らない歌手だなぁと思っていました。 しかしよくCD出せたなぁ、一体ナニ者だろうと言うことで、ヒットするかなと思いつつインターネットで検索すると思い切りヒットしました(^^;。なんだ、タカラヅカの人だったのね(^^;。 なるほどね〜、歌に実態感がなくて絵空事になる訳だ。(悪い意味でなくてね) 私はこの手の歌でももっと強いボーカリストの存在感がないとダメですが、演歌はクサい、ジャリの歌は聴いてらんない、もっとオシャレなボーカルを聴きたい。そんな風に思っている方にはお薦めのCDかな。 ●I's
★J.Pops ■NONA「COOL NOON」
UNIVERSAL MVCH-29011 (国内盤)雑誌でボサノバ風であると言うこのアルバムが紹介されていたのを読んで、チョッと気になったのでゲットしました。小野リサ以降、日本でもこの手の歌手が流行っていますが、ナラ・レオンとかシルビア・テリスが好きな私としては、小野リサって中途半端なんですよね。 今のブラジル音楽の進化を考えると、古典的なボサノバなんてジイ様しか聴いていないと思うのですが(^^;、現在に生きるボサノバも聴いてみたいし、この手の音楽が好きな私は、時々この手のアルバムをゲットします。 聴いてみると、美声ではないですが少し低い目のふんわりしたボーカル。仕事に追われている身には「ほっ」とするような歌声です。 私の頭の中のジャンル分けでは、このコーナーでもご紹介した 比屋定篤子の「のすたるじあ」と似ていますね。どちらも ヘタウマの美学 なのですが(^^;、比屋定篤子はあっけらかんとした「天然」を感じ、このNONAのアルバムには「知的」とまでは行かないけど、ある種のインテリジェンスを感じます。 どちらが好みと聴かれると困るのですが(^^;、年齢を重ねて洗練されていくとNONAに軍配が上がるでしょうね。次のアルバムが楽しみな歌手の1人です。 ●COOL NOON
★J.Pops ■香西かおり「ベストヒット」
POLYDOR POCH-1671 (国内盤)「いったい何を聴いとるんや!」とツッコミが入りそうですが(^^;、1997/06/21(土) 最近の GET でご紹介した通り、私、香西かおりって好きなんですよね。 最近の日本の音楽界ってJ.POPと演歌にズバッと別れてしまって、昔でいう歌謡曲ってなくなりましたよね。彼女には演歌と言うジャンルにはとらわれず、もっと幅の広い活躍をして欲しいなぁ、と思っています。 で、例の「すき」のシングルにハマってから、ライブ盤を含めた2枚のアルバムをゲットしているのですが、今回ご紹介するのは最近出たベスト盤です。 「すき」はもちろん、彼女のデビューからのシングルがカバーされています。私が好きなのは、身を焦がすよう切なさの「流恋草」、パッと燃え上がる情念の「無言坂」、彼女自身の作詞で可愛い女性の憧れの想いを描いた「すき」かなぁ。 誰にでもお薦めとはいきませんが(^^;、興味のある方はどうぞ。 ●ベストヒット
........では、失礼します。
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