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国内盤CDと輸入盤CD 1997/08/18(月)

 皆さん、こんにちは。大阪のk.mです。
今回は、ちょっと気分を変えて国内盤と輸入盤の話しです。


■輸入盤と国内盤

 他の方たちはどうか知りませんが、私は海外のポップスなどのCDは原則として輸入盤を購入します。その理由は輸入盤の方が音が新鮮で音楽の聴かせどころを心得たバランスを感じるからです。
 国内盤のCDって、どうもバランスが変と言うか、音が全部前に張り付いて、奥行きがないように感じます。全てを目立つようにバランスして、ケッキョクは何も目立たないと言う(^^;、ヘンなバランスに感じてしまうのです。

 新譜の場合、昔は輸入盤の報が早く手に入ったのですが、最近は私がショップの見回りチェックをサボっているせいなのか(^^;、それとも国内メーカが手を回しているのかどーか知りませんが(^^;、だいたい国内盤の方が早く手に入ります。

 そんな場合、輸入盤が手に入るまで待てれば良いのですが、ついつい早く聴きたいので国内盤を買ってしまいます。大体の場合はそのまま国内盤で聴き続けるのですが、気に入った場合は、輸入盤を買い直すと言う大ボケなことをやっています(^^;。



ここ最近で、国内盤から輸入盤に買い換えたCDと言うと、、

LINDA RONSTADT「Cry Like a RainStom」 ASYLUM 9 60872-2
7曲目の「TROUBLE AGAIN」で比較。
輸入盤と国内盤CDの差は小さい。輸入盤CDは上下の広がりが大きく、国内盤は下への音場の広がりがブチ切れたように感じる。国内盤はボーカルがアップ気味になり、その分、周りの楽器とダンゴ気味。

LINDA RONSTADT「WHAT'S NEW」 ASYLUM 9 60260-2
1曲目の「What'S New」で比較。
国内盤CDはバックのオケがボーカルのバックに板状に散らばっている感じだか、輸入盤CDはちゃんとバックのオケの奥行き感がある。ボーカルも国内盤は粉っぽい。

LINDA RONSTADT「Canciones De Mi Padre」 ASYLUM 9 60765-2
8曲目の「La Charreada」で比較。
国内盤はボーカルに艶なし。輸入盤では、中心にいるリンダとバンドとの位置関係が楽しいサークルのように広がる。国内盤は一直線の棒の上に定位している感じで音場もベチャンコ。(^^;
ロンシュタットに関しては、その他「WINTER LIGHT」や「Dedicated To the One i Love」なども、早く手に入る国内盤を買ってから輸入CDに置き換えたが、上記と同じように定位感や音場に差を感じた。

●EN VOGUE「FUNKY DIVAS」 east west 7 92121-2
4曲目の「FREE YOUR MIND」で比較。
国内盤は音が聴きやすいが少し重い。何か毒気が抜けた感じで、輸入盤CDの方が音作りがいかがわしくて良い(^^;。

●MARY BLACK「CIRCUS」 CURB D2-77832
1曲目の「THE CIRCUS」で比較。 輸入盤CDの方が音が新鮮。国内盤はボーカルが散り気味でエッジが丸い。息づかいは輸入盤CD。それに国内盤CDはローブースト気味で暑い感じがする。

CARLY SIMON「NO SECRETS」 ELEKTRA 75049-2
3曲目の「YOU'RE SO VAIN」で比較。
国内盤CDは録音レベルも低くこもってクサった音(^^;。しかし、この輸入CDを持ってしても国内盤LPの音場の広がりには勝てない。(^^;

CARLY SIMON「BOYS IN THE TREES」 ELEKTRA 128-2
4曲目の「DEVOTED TO YOU」で比較。
輸入盤CDの方が、空間の広がりがきれい。国内盤は音がダンゴで前奏のギターの音が詰まる。

SHEENA EASTON「NO STRINGS」 MCA MCAD-10849
3曲目の「THE NEARNESS OF YOU」で比較。
輸入盤CDは楽器がオフ気味のわりには音が立っている。国内盤は楽器の奥行き感がなくベタッとして、ボーカル後ろの空間がない。そしてエコー感もベタッとしている。

●ENYA「WATERMARK」 WEA 2292-43875-2
7曲目の「ORINOCO FLOW」で比較。
これも楽器群やコーラスの奥行きや距離感が「冗談だろ」と言うくらい違う。国内盤は板でダンゴ。

●ENYA「Memory of Trees」 WEA 0630-12879-2
2曲目の「ANYWHERE」で比較。
も〜、比較するのがバカバカしくなるぐらいに国内盤は奥行きがない(^^;。輸入盤CDは遠くにコーラスが定位するが、国内盤は板のように張り付いた感じ。その他のアルバムの「THE CELTS」や「SHEPHERD MOON」は最初から輸入盤で買ったので判らず。

ERIC CLAPTON「From The Cradle」REPRISE 9362-45735-2
13曲目の「SOMEDAY AFTER A WHILE」で比較。
国内盤は全般的に音がおとなしい。輸入盤はギターが泣く(^^;。それに国内盤は全般的に丸くてギターのピッキングの強弱のニュアンスや下品さが出ない(^^;。それに音場の奥行きもない。


●新ウィーン学派管弦作品集 カラヤン/ベルリン・フィル GRAMMOPHON 427 424-2
その昔、日本盤のLPと独グラモフォンLPの圧倒的な差を感じたアルバム。録音は1973年ですが、久々に聴きたいなぁ、と思い、輸入盤CDを捜したがなかなか見つからず、仕方なく買った国内盤CDの広がりも躍動感もなく、なんだか冷えた弁当みたいな音に聴く気がなくなって意気消沈(^^;。
もちろん、独グラモフォンのLPを手に入れたら良いのですが、今はこのジャンルは専門じゃないし、CDで済ませたいと思ってやっと見つけたドイツ盤 (^^)v。日本盤の板のようなベタンコの定位でなくて、ちゃんと壁の奥にオケが広がってOKでした。ホントはオリジナルと同じジャケットデザインのCDが欲しかったけど。(^^;

●マーラー 交響曲6番 ブーレーズ/ウィーン・フィル GRAMMOPHON 445 835-2
日本盤はタイソウな金色だったけど(^^;、独グラモフォンのCDは奥にある楽器はちゃんと奥から聴こえる。日本盤はなぜか前後の幅が圧縮されて聴こえる。やっぱ、ダビングとかすると位相がこんがらかるのかなぁ。それとも、楽器が奥にあると聴こえにくいから調整してるのかな。って、おぃおぃ(^^;。

●キャスリーン・バトル「フランス・オペラ・アリア集」GRAMMOPHON 447 114-2
これはオーディオ浦島太郎時代に持ってたCDです。やらなくてもイイのにオーディオショップにあった輸入盤CDと較べてあらビックリ、とオドロいて「日本もあまり進化してないね〜」と買い替えに走ったCDです(爆)。その他オペラではクライバーの「魔弾の射手」も買い直したなぁ(^^;。



 私はLPからCDに替える場合も、古いCDから新しいCDに替える場合も、一応は聴き較べて良い方を残します。それらの比較結果の簡単なメモも残しているので、新たにリマスタリングCDが出た場合も、LPをリファレンスとして前のCDからどれぐらい進化したのかが把握できます。上記の輸入盤に置き換えたCDも約2年ぐらい前に買ったアルバムもありますが、メモがデータ(Excel)として残っているので書いてみました。

 CDでアルバムを持っているのに、新しくCDが出るとまた買うなんてバカバカしいかもしれませんが、初期のCDから較べると音は確実に良くなっています。機器の進化もあるでしょうが、エンジニアの腕の上達と言うのもあるでしょうね。
特にジャズなどのLP時代のアルバムの再発CDなんて、国内盤、輸入盤を問わず最初はひでー音でしたもの(^^;。
 しかし、最近の20ビットだとかのリマスタリングCDはイイですよね。
しかし、ここでもマスターを持っている強みなのか、それとも音楽の聴かせどころを心得ている強みなのか知りませんが(^^;、同じ20ビットであっても私は輸入盤CDの方が好きです。

 あ、そう言えば昔のロックはイイ音のCDってないですね。 LP時代のものはLPで聞くのが当たり前ですが、昔良く聴いていたアルバムをCDショップなどで見付けて「懐かしいなぁ、、」と思って買うとロクな音がしません。(^^;

 ツェッペリンなどは、去年あたりに出たリマスタリングCDの方が、国内盤のLPより音が新鮮で躍動感がありましたが、キング・クリムゾンやディープ・パープルは国内・輸入盤のCDが出るたびに買いましたが、いずれも昔から持ってる国内盤のLPにも遠くおよびません(^^;。

 ホントはイギリス盤のLPなんてのを欲しいのですが、ジャズ・ボーカルならともかく、ちょっと聴きたいと思うアルバムでそこまでヤル気はないし(^^;、難しいところです。

 あ、そうそう、モービル・フィデリティやDCCなどのリマスタリングCDやLPを聴いて、初めてホンマモンに触れた、、と言う印象を持ったのも少なくありませんね。


 私は昔からそうですが、ソースの音質にこだわります。同じアルバムなら良いもの良いものと探し続けていました。もちろんお小遣いの限界がありますので(^^;、のべつ幕なしにはやってませんが、気に入ったアルバムなどは、ちょっぴりこだわりを持ってイイ音のソースを探していました。

 それは今でも一緒ですね。だから国内盤より輸入盤CDに走るのだと思います。
だって、オーディオ機器やセッティングに気を使っているんだから、ソースにも気を使わなくっちゃね。そんなアホなことやったことない方は、CD時代のアルバムなら、一度「輸入盤CD」を買って国内盤CDと聴き較べてみるのも一興かもしれません。

 しかし、アナログ時代の昔ならともかく、デジタル時代の現在でも国内盤と輸入盤に音の差があるのって不思議ですね。高低のバランスなどの部分はあまり差がないのですが、イチバン差があるのは、音場の奥行きとか定位感とかの部分です。それに国内盤はハーモニーに乏しく一本調子です。輸入盤に入ってて国内盤では欠落しているのは、結局ニーズがないんですかね。.....サビシいかぎりです。

........では、失礼します。


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